やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

打ち合わせと会食と醤油のしみと

5時10分起床。お弁当を作って子供達を起こす。朝から雨のためランニングは休み。学校のプリントの整理をしてメルマガを書いたあと仕事を始める。

書き下ろし長編の初校赤入れ、4ページほど進めたところで洗濯が終わったので室内に干して朝食。そのあと、打ち合わせに行くための荷物を準備して身支度をして車で駅に向かう。

待ち合わせ場所のホテルのラウンジで編集さんとエージェントさんと合流し、秋に発売となる単行本について、どのように改稿を進めるかを話し合う。追加の取材や調べ物が必要だったり、さらに登場人物を掘り下げたりとなかなか大変そうだが、買ってくれた方に最高の状態で読んでもらえるように精一杯頑張ろう。

打ち合わせのあと、編集さんにお昼をご馳走になった。美味しい和食屋さんに連れて行っていただいたのだが、そこでお刺身の醤油を服に飛ばしてしまい、しかも袖と裾の一部だけ汚したと思っていたのが、帰りの電車の窓に映る自分の姿を見て胸元の方がむしろ酷いことになっていたと気づいた。

ずっと洋服の目立つ場所に醤油の染みをつけたまま仕事相手の人と会食をしていたという事実に落ち込みながら帰宅し、着ていた服を洗濯したあと(幸い染みはきれいに落ちた)仕事。朝の続きで長編の初校の赤入れをする。鉛筆の入っている箇所が通常に比べて少なく、本当に大丈夫なのか…と不安になりながらチェックを進める。

夕飯の支度を挟んで20時まで作業して今日は全296ページの83ページ目まで。大きめの修正をしたのと疲れていたのとで今日はあまり枚数が進まなかった。遅い夕食(八宝菜を作った)のあと、『忌み地 弐』を読んで23時就寝。

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『あの日、君は何をしたのか』読了

5時半に起きて登校する息子と部活に行く長女を起こし、ごみを捨ててランニングへ。林の中を通るコースで2.5km走ってくる。他にも何人か散歩やランニングをしている人がいたが、心なしかマスクを外している人の割合が増えた気がする。自分も周りに誰もいない時は外して走った。

帰って部活に行く次女を起こしてメルマガを書き、空が暗くなってきたので洗濯物を室内に干す。朝食のあとはコーヒーを淹れて読書。『あの日、君は何をしたのか』を読み進める。第二部に入ると新たな事件が発生し、第一部で起きた事故と事件の両方の真相が気になって夢中で読み進める。

昼前から強い雨が降ってくる。特に出掛ける用事が無くて良かった。残り物で昼食を済ませてメールの返信をしたあと、午後も読書を続ける。15時、『あの日、君は何をしたのか』読了。

心理描写がどこまでやるのかというほど濃かった。特に母親の子供への心情が、世代や登場人物の置かれた環境で書き分けられていて、そのどれもに説得力がある。何をすればこんなふうに人の気持ちを書けるようになるのだろう。

ミステリーとしても上質で、もっと早く読んでおけば良かったと後悔した。そしてこの勢いで次の『彼女が最後に見たものは』を読み始める。

夕方から長女が3回目のワクチン接種に行く。夫が付き添いをしてくれて、息子は塾から直接向かう(今回は近所の病院が予約できた)とのことなので、自分は延々本を読む。夕飯は帰ってきた夫がチキンソテーを焼いてくれた。

夜もずっと読書を続け、23時40分、『彼女が最後に見たものは』読了。登場人物がこれだけ増えても物語をコントロールできて、なおかつその登場人物の背景をしっかり掘り下げられるのが凄い。自分は三人称多視点の小説を書いたことがないのだが、いつか力をつけて挑戦したいと思った。

0時就寝。おそらく『あの日、君は何をしたのか』の影響だと思うが、夜中に酷い悪夢を見て叫び声(実際にはうめき声だったかもしれない)を上げて目を覚ました。

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息子、18歳になる

5時20分起床。雨なので自転車でなくバス通学になる高3息子をいつもより早い時間に起こし、誕生日おめでとうを言う。そして続けて県総体予選の個人戦に出場する高2長女を起こす。今日もランニングは休み。

ランニングの代わりに筋トレをして部活に行く中3次女を起こし、メルマガを書く。洗濯と朝食のあと、身支度をして夫に長女の試合を観るためのインスタのURLを教えてから中学校へ。

今日は柔道部の保護者会と練習見学会があった。今年度のスケジュールや練習時間など先生の説明を聞いて他の保護者の方に挨拶したあと、武道場で子供達の練習の様子を見学する。

見学の合間に長女の試合会場からインスタライブで中継される試合の様子をチェックする。男子の試合が終わってすぐに長女の試合だったので、そのまま武道場で観戦した。一回戦はお互いなかなかポイントが入らない状況だったが、長女が相手の技を返す形で大外刈り(多分)で一本勝ちした。

見学を終え、帰る途中で長女の二試合目が始まったので路上で立ち止まって観戦。相手はシードの強い子で、技有を取られたあとに抑え込まれて負けてしまったが、よく頑張ったと思う。

帰りには雨は上がっていた。息子の誕生日ケーキを受け取りにケーキ屋に寄り、ついでに長女のご褒美に抹茶プリンと抹茶シュークリームを買う。帰宅して昼食を済ませ、そのあとは読書。子供が主人公のミステリーが読みたくて辻村深月先生の『ぼくのメジャースプーン』を読み始めた。

この作品は以前読んだつもりでいたのだが、あらすじを見ても内容を思い出せず、読んでみてやっぱり未読だったと分かった。最初の辺りを読んだところで手を止めて夕飯の支度。息子の大好物のコロッケの下ごしらえをする。

YouTubeで怪談を聴きながらじゃがいも(中)を30個使って直径30cmのボウルいっぱいのたねを作り終え、その後はコーヒーを飲みながら夕方まで読書。丸めて衣をつけて揚げるのは夫と娘達でやってくれたので楽ができた。

夜は息子が塾から帰ってくるのを待って18歳になったお祝いをする。揚げたてのコロッケを食べて、そのあとはケーキを食べて家族からのプレゼントを渡した。夫と次女はそれぞれ息子の好きなお菓子、長女は金属製の耳かき、自分は新しい電子辞書(使っていたものが壊れたので)をあげた。

洗い物を終えたあと、リビングで『ぼくのメジャースプーン』を読むうちにウトウトしてしまい、今日はあまり読み進められなかった。ベッドで怪談本を読み23時半就寝。

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母の日は母を休んで働く

5時前に目が覚めた。ランニングは休みにしてメルマガを書いたあと、家族が起きてくる前に仕事を始める。書き下ろし長編の改稿、2時間作業して12枚ほど。息子は7時、長女は8時、次女は8時半頃にそれぞれ自分で起きてきた。

長女に手伝ってもらって洗濯物を干したあと、朝食を済ませてコーヒーを淹れ、寝室に篭って長編の改稿をする。今日は母の日ということで、家事を家族にやってもらって、自分は一日仕事をすると決めていた。

夫と子供達で部屋の片づけや掃除機がけやトイレ掃除、ベランダの掃除をしてくれている間に延々働く。集中していてお腹が空かず、昼食は抜いた。午後、次女を連れて買い物に出ていた夫がお土産に大判焼きを買ってきてくれたので仕事をしながら食べた。

16時半、ラストまでの改稿を終える。そして自分の小説に感動して泣く。人名の表記のミスがないかチェックをしたあと、バイクでスーパーに買い物に出て、ビールやお惣菜を買ってくる。

夕飯は夫が鶏ともやしの炒め物、タコとキュウリのキムチ和えを作ってくれた。それと自分の買ってきた刺身やローストビーフなどご馳走っぽいお惣菜で、家族でドリフを観ながら母の日ディナー兼改稿が終わった打ち上げをする。

デザートに息子が作ってくれたいちごフルーチェを食べて娘達が折り紙で作った(なぜか金色の)カーネーションをもらい、夜は『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』と『掃除婦のための手引き書』を読み23時半就寝。

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こどもの日にこどもの国で遊ぶ

5時40分起床。昨日と同じ2.6kmのコースでランニングへ。帰って高3息子と中3次女を起こしてからメルマガを書き、洗濯して朝食。それから息子の昼食を準備して身支度をして荷物を持って、次女と2人でバイクで出かける。今日は通っている道場の子供達が集まり、こどもの国でバーベキューをすることになっていた。

駅までバイクで行って、そこからは電車で。こどもの国は何度か行っているがいつも車だったので、こどもの国線の可愛らしい羊の電車に乗ったのは初めてだった。集合時間にバーベキュー場に到着。久々に顔を合わせるお母さん方に挨拶し、バーベキューの準備を手伝う。

次女と同じ中学生達のテーブルで、肉を焼いたり焼きそばを作ったりしながら自分も食べる。用意された肉の量が多くて、かなりお腹いっぱいになったがなんとか残さずみんなで食べ切った。

そのあとは子供達をこどもの国で遊ばせる。小学生はじゃぶじゃぶ池で遊んでいて、そこには東屋があるので日陰に入れるのだが、中学生達は乗り物に乗りたいと別の場所に行ってしまった。しばらく小学生のお母さん達とおしゃべりしたあと、中学生の方を監督するために日陰のない自転車乗り場へ。次女が友達とサイクリングコースでママチャリに乗ったり、水陸両用自転車に乗ったりするところを眺めつつ動画に撮ってやる。

そのあと、中学生達はバドミントンを始めたので、審判をやらされたりと時々駆り出されつつも、基本的にベンチに座っていられた。その頃には日が傾いてきて、暑さも和らいで気持ち良かった。

結局子供達は閉園時間の16時半まで遊び倒し、親の方はぐったりだったが、こうして一日子供が遊ぶのに付き合うというのも久しぶりで、まあ楽しかった。

帰りもこどもの国線のひつじでんしゃ(牛もあるらしいが自分達が乗ったのは行きも帰りも羊だった)で長津田まで。乗り換えて最寄駅に着き、スーパーでパックの握り寿司を買って帰る。今日は夕飯を作るエネルギーは残っていなかった。

18時帰宅。二人で岡山に帰省していた夫と高2長女はすでに帰ってきていた。書き下ろし長編の改稿、なんとか4枚だけ進めて全524枚の332枚目まで。それから夫がお土産に買ってきたタコ飯と握り寿司、おかずの残りで夕食にする。

お風呂に入って洗い物を終えたあとはこどもの日のデザートに買ったフルーツロールケーキと柏餅を食べて、ブレイディみかこさんの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』と『掃除婦のための手引き書』を読み、22時半には眠くなったので寝た。

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長女、高体連個人戦

5時40分に目を覚ます。ランニングは今日は休みにして、高体連個人戦に出場する高2長女を起こす。計量は大丈夫そうだが、念の為朝食は計量後に会場で食べるとのこと。

少し遅れて中3次女も起こす。ワクチンの副反応が無ければ部活に行くと言っていたのだが、軽く頭痛がするらしい。熱は平熱で、本人が行きたいと言うので練習はせず見学(号令をかけたり用具を準備したりとマネージャー的な役目がある)することにして道着を持たずに登校させた。

高3息子は7時過ぎに自分で起きてきた。洗濯と朝食のあとコーヒーを淹れ、月初めのルーティンである先月の振り返りと今月のスケジューリングをする。そのあとは雨が降る前にバイクで外出。スーパーと薬局とケーキ屋を回り、夕飯の食材と洗濯槽の洗浄剤、そして長女が一試合は勝つと信じてご褒美のケーキを買っておく。

帰宅して洗濯槽の洗浄をスタートしたあとはインスタライブで長女の試合会場の映像を流しながら長編の改稿のための調べ物をする。昼前に長女の一試合目が始まった。普通に強い私立校の女子を相手に、内股で綺麗に一本勝ち。我が娘ながらメチャメチャかっこ良かった。あと、道場で自分と乱取りする時はだいぶ手加減してくれていたのだと分かった。

二試合目はかなり強い相手で、最終的には抑え込まれて負けてしまったのだが、それでもこれは決まったと思うような背負いを腹這いで落ちて逃れたりとよく頑張っていた。前回の大会ではライブ映像が途中で途切れて試合中継が終わってしまったので、久々に長女の強いところが見られて嬉しかった。

娘の頑張る姿に元気をもらえたので昼食後は掃除機をかけたりトイレ掃除をしたりといつも子供に手伝ってもらっている家事を一人で片づける。そのあとは夕飯の支度とお弁当のおかずの準備、副菜作りをしてから長編の改稿を始める。

元々のエピソードを別のものに差し替えることにしたので、数枚分をほぼ丸ごと書き直す。加筆もあったので枚数はあまり進まず。今日は全520枚(増えた)の224枚目まで。仕事のあとは長女の志望校調査が明日提出なので、志望校を絞る手伝いをする。

夕食は鶏手羽元と大根の煮物と、わかめとキュウリとカニカマの酢の物。それと夫が作っていたきんぴらごぼうと。夜は息子が録画していた『呼び出し先生タナカ』を観る。芸能人が色んな教科のテストを受けて珍解答を楽しむ番組で、うちの中高生の子供達に凄く受けていた。自分は芸能人を笑えないくらい分からない問題があったが(特に英語)面白かった。

順番にお風呂に入ったあとは長女のご褒美に買ったケーキをみんなで食べて、武田砂鉄さんのラジオで知って気になったルシア・ベルリンの『掃除婦のための手引き書』(翻訳者の岸本佐知子さんがゲストだった)と『テスカトリポカ』を読み、23時就寝。

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『テスカトリポカ』を読んで自作タイトルの意味を知る

5時10分起床。高3息子が学校行事で午前授業のため、娘達の分だけお弁当を詰める。そのあと子供達を起こしてランニングへ。短めのコースで2.1km走ってくる。

昨日、長女が制服をハンガーにかけるのを忘れて寝てしまい、朝からアイロンがけを手伝ったあと玄関と机周りの片づけをする。それからメルマガを書いて洗濯と朝食。コーヒーを淹れて仕事を始める。

今日も書き下ろし長編の改稿。5月前半が締切なので、しばらくはこれに掛かり切りになる予定だ。午前中はエピソードを加筆したりでスピードは上がらず。12枚進めたところで買い物に出る。

帰宅して昼食のあと、小説推理の発売日なので告知をする。『不知火判事の比類なき被告人質問』はこの号で無事に最終回を迎えた。5か月に亘って締切を守りつつ、クオリティを保った作品を書けた自分を褒めたい。そして毎回おかしなところや矛盾点を拾って指摘してくれた担当さんと校正さんに感謝したい。

午後もひたすら長編の改稿を進め、19時まで掛かって全516枚の140枚目まで。夕飯は『不知火判事…』の連載終了の打ち上げということでマグロとブリの柵を買ってきたのを夫にお刺身にしてもらった。その他にしめ鯖、ローストビーフやスペアリブなどのご馳走を食べつつビールやワインや日本酒を飲む。

食後はブルーチーズに蜂蜜をかけたのをおつまみに白ワインを飲みながら『テスカトリポカ』を読む。闇医者を指す「バックアレイ・ドクター」という単語が出てきて、ここで初めて、ヤンマガで連載していた闇医者漫画『バカレイドッグス』のタイトルの意図を理解した。

『バカレイドッグス』は編集さんが最終的につけてくれたタイトルで、自分は主人公が《犬童》なので『●●ドッグス』というタイトルをいくつか提案していた。会議で『バカレイドッグス』に決まったと知らされて、これまでずっと、単に《バックアレイ=裏路地》という意味だと思っていたのだ。

原作者なのに連載が終わって1年以上が経過するまで真実に気づかなかったことに愕然としつつも『テスカトリポカ』を読み進め、ようやく全体の4割のところまで到達して23時就寝。

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【期間限定】『マザー・マーダー』購入特典キャンペーン

このたび、発売中の初単行本『マザー・マーダー』(光文社)を読んでくださった方に期間限定の購入特典として掌編「ろくでなしの消失」を読んでいただけるキャンペーンが始まりました。

こちらのリンク先で応募方法をご案内しています。

newscast.jp

「ろくでなしの消失」は連作短編集『マザー・マーダー』に収録された五編の短編の中でも特に一部の方に人気の高い第三話「崖っぷちの涙」の登場人物が活躍するお話で、自分が毎週金曜日に配信している無料メールマガジン《やぎのおたより》の200通目記念として書かせていただいた作品です。

冒頭2ページを掲載しますが、『マザー・マーダー』を読まれた方にはきっと楽しんでいただけると思います。

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全10ページのこちらの掌編を『マザー・マーダー』に関する簡単なクイズに答えてご応募いただいた方にプレゼントします。
期間は2022年6月30日(木)までとなっていますので、ぜひお早めに、たくさんの方にご応募いただければと思います。どうぞよろしくお願いします。

焦げ臭さとの戦いとA先生のこと

5時20分起床。娘達は今日が始業式だった。長女は午後に部活があるので長女の分だけ今年度最初のお弁当を作る。

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子供達を起こしてランニングへ。2.6km走ってきて掃除機をかける。そして最近掃除機の排気に嫌な臭いが混じるようになったので、中の部品を水洗いしてベランダに干す。

洗濯と朝食のあと、コーヒーを淹れて溜めてしまったメルマガを書いてから仕事を始める。長編の改稿、昨日修正した部分が気に入らず、ほぼ全部直すことにした。

昼まで作業して買い物に出て、昼食にそばを茹でて食べる。そのあとはオーブンレンジの掃除。3日前に次女がお菓子作りに失敗して焦がしてから壁を拭いたりと色々対処してみたが、相変わらず台所とリビングが焦げ臭く、臭いの元凶であるオーブンをどうにかしようと試みた。

ネットで調べた重曹を溶かした水をレンジで沸騰させて汚れを浮かせる方法、やってみて大分汚れは落とせたが、それでも臭いは消えない。がっかりして仕事に戻ろうとしたところで、藤子不二雄A先生が亡くなったというニュースが目に入り、しばらくA先生のことを思い出してぼんやりしていた。

小学館の謝恩会で初めて生で見たA先生がダンディでカッコ良かったことや、その後、『あいの結婚相談所』でA先生と同じ雑誌で連載できたこと。雑誌の企画で色紙を贈らせていただいたこと。

どれも夢みたいな出来事だった。そんな経験ができて良かったと思いながらも、寂しくて残念で仕方なかった。

その後はなんだか力が抜けて仕事にならず、パソコンに向かってはいたがほとんど手は動いていなかった。昨日に続きもう一人キャラクターを変える必要があるのだがアイデアが浮かばず、枚数的には昨日より1枚増えただけに終わった。

仕事が進まない上に部屋の臭いが鼻について精神状態が悪くなり、夕方からカーテンの洗濯をする。これで大分状況が改善できた。夕食は鯵の開きを焼いた。それとじゃがいもとわかめの味噌汁と夫が作ったきんぴらごぼうと。夜は『ブラックサマーの殺人』と漫画雑誌を読み23時就寝。

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お花見×2

5時40分起床。今日は娘達の部活が休みで子供を起こす必要がないので、ちょっと長めの5.6kmのランニングに出る。このコースには桜並木があり、桜の下を走ることができるのだ。

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自分は去年の4月2日に思い立ってランニングを始め、約1年続けてきたのだが、最初の頃は2km走るのがやっとで、このコースは走りたくても走れなかった。今年は走ることができて嬉しい。

帰宅して洗面所の壁のカビ落としをしてからメルマガを書き、洗濯と朝食。コーヒーを淹れて長編の改稿を数行だけ進めたあと、久々にジムに行く。朝に5km走っていたので今日はマシンのトレーニングを中心にやって、最後に10分だけトレッドミルで走った。

そのあとはスーパーでパックのお寿司や海苔巻き、お惣菜を買って、桜の咲いている近くの自然公園へ。夫と子供達と現地で合流し、家族でお花見をする。平日なので人が少なくて、桜の木の下にレジャーシートを広げることができた。

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桜を見上げながらお寿司や唐揚げやポテトサラダを食べつつノンアルコールビール(子供はジュース)を飲んで、テレワークの夫は午後の仕事の時間に合わせて帰る。後片づけをして帰宅後は長編の改稿。8枚進んで全508枚の56枚目まで直したところで時間になったので娘達を連れて車で家を出る。

HPVワクチンの3回目を打つため隣の区の病院へ。夕方は空いていると聞いてこの時間に行ったのだが結構混んでいて、行き帰りの時間を合わせて2時間近くも掛かってしまった。

病院にいる時に『不知火判事の比類なき被告人質問』の担当さんから電話があったので、帰宅してすぐ折り返す。一昨日送った最終話、これまで回が進む毎に上げてきたハードルを最後でも越えてきたと褒めてもらえた。こういう形の作品を月一で書き続けるのはかなり苦しかったが、本当にこの連載では作家として力をつけることができたと思う。

大筋はこのままでOKが出て、あとは説明不足な部分や心情を丁寧に書いて欲しい部分、逆に削って欲しい部分を指摘された。ここまで読んでくれた方に良い最終話を届けられるように、もう一息頑張ろう。

打ち合わせを終えて急いで夕飯の支度。昨日、具材を多めに買ってあったので今日も豚しゃぶにする。それとお花見のお惣菜の残りと。

夜はdマガジンで雑誌を読み、そのあとは海外ミステリーが読みたい気分だったのでM・W・クレイヴンの『ストーンサークルの殺人』を読み始めて23時半就寝。

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