取り返しがつかない

漫画原作者で作家の矢樹純のブログ

『がらくた少女と人喰い煙突』期間限定無料キャンペーンの告知と言い訳

『がらくた少女と人喰い煙突』発売から一か月が経ちましたので、記念として5日間限定の無料キャンペーンを行います。
期間は2015年10月1日午後5時から10月6日午後4時59分までです。

【告知のあとに続く長い長い言い訳】
発売一か月記念キャンペーン、としておけば何となく体裁は保てるんじゃないかと思ってそう言い張っておりますが、とにかく無料にしてでも、もう少し多くの方に作品を読んでいただきたい、というのが自分の偽らざる気持ちです。
このたび、Kindleダイレクトパブリッシングで初めて本を出したわけですが、個人出版と言っても自分の場合は漫画原作者として何冊かの作品を出版社から出してもらっており、小説も一冊だけですが出させていただいている、どちらかと言えばプロと名乗っても差し支えないのではないか?という感じの作家です。だからブログやTwitterで一生懸命宣伝をして、Kindleをお持ちでない方のための試し読みページを作るくらいの努力をすれば、いくらかは買ってもらえるんじゃないかと思っていたのです。正直なところ。
しかし実際の数字を見てみると、おそらく買ってくれたであろう友人、知人、家族、そして「買います」と言ってくださったTwitterで交流のある作家の方と数少ない自分の作品のファンの方の人数の合計が、売れ数とぴったりイコールになるという悲しい結果が出てしまいました。
一応プロを名乗れる立場ではありますが、自分はその中でも物凄く本が売れてなくて作品が打ち切りになりかけているプロである、という事実を忘れていました。ずっと世に出したかった(けれど様々な事情で出版社に持って行けなかった)作品を、自分の手で出版できたということで浮かれ気分になり、現実が見えていなかったのでしょう。
そもそも自分はこの作品を、自分と同じく面倒くさい本格長編ミステリーが好きな人に読んで欲しくて、結構な時間と労力を使って一人で修正と校正を重ねて出版に漕ぎつけたのです。ですが、出版から2週間が経った頃には、本は一冊も売れなくなりました。
毎日数時間おきにレポートをチェックしては本が売れないことを確認し、こんなにも本が売れない自分はなんて無価値な人間なんだろう消えてしまいたいと絶望しながらネットで「Kindle」、「個人出版」、「売る方法」などのキーワードで検索をかけるという病的な日々を送る中、辿りついたのが《無料キャンペーンを行う》という結論でした。
個人出版をされた方のブログによれば、無料キャンペーンは利益は生まないけれど確実にダウンロード数を伸ばすことができる方法、とのことでした。とにかくたくさんの人に読んでほしい。読めば分かるから…!と切に願う自分には、うってつけの方法です。
発売時に定価で買ってくださった方々に失礼なのではないかと迷いましたが、その方々は友人、知人、家族、そしてしっかり重版のかかる売れっ子作家さんなど、売れない自分に優しい人達であろうと思うので(許せないとおっしゃる方には今度会った時に300円分の何かをおごります)、どうかキャンペーンをやらせてください。
ということで、本日17時から『がらくた少女と人喰い煙突』5日間の無料キャンペーン、スタートです。
※過去の記事と重複しますが内容を紹介します。
『がらくた少女と人喰い煙突』は、究極の“非”断捨離系女子である《強迫性貯蔵症》少女・楠陶子と《盗視症》探偵・桜木静流が活躍する孤島ミステリーです。
瀬戸内海に浮かぶ、ある特異な歴史を持つ孤島――《狗島》を舞台に、《人喰い煙突》と呼ばれる火葬場の煙突の下で見つかった首なし死体の謎を解く、という王道の本格長編ミステリーとなっております。
Sのための覚え書き かごめ荘連続殺人事件 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

Sのための覚え書き かごめ荘連続殺人事件 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

2012年に出版されたこちらの『Sのための覚え書き かごめ荘連続殺人事件』の桜木シリーズの続編ではありますが、前作を読んでない方でも全く問題なく楽しめる内容ですのでご安心ください。
Kindleをお持ちでない方にも読める試し読みをこちらにご用意しております。
https://note.mu/yagi_jun/m/mf6fc4a89c5b8
Kindleをお持ちでない方も、無料のKindleアプリをインストールするだけでお手持ちのiPhoneやその他のAndroid端末、タブレット、PCなどで、すぐに読むことができます。
どうか皆様、この機会にダウンロードして読んでいただければと思います。ミステリーが好きな方や暇してそうな方がおられましたら、ぜひこのキャンペーンについてご紹介ください。当ブログについてツイートしてくださったり、《いいね》やブックマークをしてくださると本当に助かります。頼みごとばかりですみませんが、どうかよろしくお願いいたします。