やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

KDP無料キャンペーン後にじわじわくる理由(が分からない)

先日のブログで、『がらくた少女と人喰い煙突』について「無料キャンペーンが終わったあともぽつぽつ売れている」Amazonの有料Kindle本のミステリーのランキングで100位に近いところにいる」ということを書きましたが(http://d.hatena.ne.jp/ieyagi/20151008/)その後、思わぬ展開になってきたのでご報告します。
相変わらず売れ方はぽつぽつ(多くても一日に数冊)という感じなんですが、それが10日近く続いた現在、『がらくた少女と人喰い煙突』がAmazonの有料Kindle本のミステリーカテゴリのランキングで、10位以内に入るようになりました。現時点(10/15午後2時)では8位にランクインしています。

http://www.amazon.co.jp/gp/bestsellers/digital-text/2292724051/ref=pd_zg_hrsr_kinc_1_4_last#1
実際、ランキングを見ていただければ分かると思うのですが、有料Kindle本の方に並んでいるのは映像化された有名作品や人気作家の作品ばかりです。
さらに言えば、現在確認した限りではミステリーカテゴリの100位以内にランクインしている作品の中で、個人出版の(出版社から出していない)有料Kindle本は『がらくた少女と人喰い煙突』だけです。

これってどういう状況なんでしょうか。その事実にテンションが上がって明日締め切りのシナリオを中断してこのブログを書いているのですが。
エゴサーチは毎日欠かさずしているので、自分の知らないうちにどこかで話題になっているということもないはずです。本当にぽつぽつ売れて、じわじわランキングが上がってきた、という感じです。
いつかぽつぽつ売れることがなくなり、そのままじわじわ下がっていく、という展開もありえそうですが、とにかく現時点では《不人気作家の無名作品が快挙!》と言える状況ですので、こうしてブログに記しておきたいと思います。買ってくださった皆様、本当にありがとうございます。
それと切実なお願いなのですが、レビューもまだ二つしかついていない全く知られていないはずの作品が、なぜぽつぽつと売れているのか、もし分かる方がいれば教えていただきたいです。なぜ売れているのか分からないまま売れているのは、いつ売れなくなるか分からなくて不安で仕方ないので。