やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

打ち合わせ

6時40分起床。晴れ。朝食はトースト、ウインナー、ヨーグルトとコーヒー。夫と子供達を送り出したあと、情報番組を見ながら洗濯物を干していると、北海道で行方不明になっていた男の子が無事で見つかったという速報が流れる。
実はこの1週間、行方不明の男の子のことが頭から離れず、日に何度もニュースをチェックするという病的な行動を続けていた。自分も子供時代、親の山菜採りについていって迷子になった経験があり、さらに同年代の子供もいるので、他人事と思えなかったのだ。見つかって本当に良かった。
良いニュースを聞いて気分が上向いたので続けて家事。明日の来客に向けて、数少ない得意料理であるポテトサラダを作り始める。大量の芋の皮を剥いているとインターホンが鳴り、出ると宗教の勧誘のおばさんが「今、世界中で大変なことが起きているので聖書を読みましょう」と言ってきたので忙しいからと断る。おばさんは世界中で起きている大変なことを憂うよりも、北海道で6日間も行方不明になっていた男の子が元気で見つかったことを喜ぶべきだ。
ポテトサラダを作り終えて冷蔵庫に入れたあと、身支度して名刺やノートなど必要なものを持って渋谷に向かう。今日は初めて会う出版社の方と、小説の企画のことで打ち合わせをすることになっていた。
昼過ぎに待ち合わせ場所のカフェに着き、名刺を渡して挨拶したあと、読んでもらった自分の作品について感想を聞き(面白かったと言ってもらえてほっとした)、今後、どういう方向の作品を出すか、ということを話し合う。編集さんは素晴らしく有能な方で、自分のマニアックな作風を活かしたまま「それならちゃんと売れそう」という企画を考えてくれて、まずはそれでプロットを作ってみましょう、ということになった。
打ち合わせを終えて16時に帰宅。編集さんとのやり取りでエネルギーを使い果たし、夕飯の時間までぼんやり資料本を読んで過ごす。夕飯は帰りに駅ビルの惣菜屋で買ったトンカツでカツ丼を作った。それとポテトサラダと。
食後は台所の掃除をして風呂に入り、子供達が寝たあとはKindleで本を読みながら同じく惣菜屋で買った焼き鳥と海鮮サラダをつまみにビールとワインを飲む。

小説家という職業 (集英社新書)

小説家という職業 (集英社新書)

今日はこんな本を読んでいた。
夫は会社の送別会で深夜過ぎに帰宅したそうだ。0時就寝。