やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

『バカレイドッグス』第1巻本日発売

週刊ヤングマガジンで連載中の『バカレイドッグス』第1巻が本日発売となりました。

バカレイドッグス(1) (ヤンマガKCスペシャル)

バカレイドッグス(1) (ヤンマガKCスペシャル)

※試し読みはこちらから→http://kc.kodansha.co.jp/product?isbn=9784065109069
小学生の頃、自転車で行ける範囲の古本屋を回ってブラック・ジャックの単行本を全巻集め、学級文庫に『ブラック・ジャック』コーナーを作ったほどの『ブラック・ジャック』好きとしては、無免許天才外科医が主人公の漫画を出すことができて、本当に感無量です。
ブラック・ジャック (1) (少年チャンピオン・コミックス)

ブラック・ジャック (1) (少年チャンピオン・コミックス)

たった一人で困難に立ち向かうブラック・ジャックとは違い、『バカレイドッグス』は闇医者の犬童辰次(いぬどう・たつじ)、闇保険屋の犬童亥三(いぬどう・いぞう)の兄弟がタッグを組んで、訳アリの患者達のとんでもない依頼に応えていく、という物語です。そこに父親の借金の形に売られてきた看護師・雪野鈴(ゆきの・りん)が辰次の助手として加わり、何かと可哀想な目に遭います。
基本、バイオレンスでサスペンスなお話ですが、自分はミステリーが好みなもので、毎回必ずミステリー的な要素が入っています。この辺が作品の味になっているのではないかと思います。
自分が第1話のシナリオを書いた段階では、まだどの漫画家さんに描いてもらうか決まっていない状態だったのですが、その後、青木優先生から上がってきた辰次と亥三のラフを見て「これが辰次と亥三だ!」と確信しました。実力ある素晴らしい漫画家さんと組ませてもらうことができて、作画を依頼してくれた編集さんには本当に感謝です。
この第1巻でエピソードは区切りがついていますが、巻末の予告にもあるように、次巻以降も熱い展開となっております。まずは第1巻を買って読んでいただき、気に入っていただけましたら、5月発売予定の第2巻もよろしくお願いいたします。