5時10分起床。お弁当を作って次女を起こし、古紙を2往復して回収に出してからランニングへ。Audibleで原田ひ香先生の『喫茶おじさん』(喫茶店版『孤独のグルメ』みたいなお話だった)を聴きながら短めの2.4km走ってくる。
土曜の柔道の稽古でのうさぎ跳びのダメージと、昨日仕事でずっと同じ姿勢で座っていたせいで、膝の痛みがぶり返してしまった。走るのはそこまで痛くないが曲げ伸ばしの動作が痛いので、明日は安静に過ごそうと思う。
洗面台の掃除をしたあと、PTAの委員会関連でLINEのやり取りをいくつかして、日記を半分書く。洗濯物を干して朝食をとり、コーヒーを淹れて仕事。依頼された短いコメントのゲラの確認をしたあと、7月に講談社で単行本化されるホラー短編集『或る集落の●』の改稿をする。
一度直したものの、まだ全然整っていない第四話。シリアスな場面に入り、ますます神経を使う。10年前に書いた作品なのだが、現在の自分があまりやらない表現が多く、そのニュアンスを残しつつ下手な部分は修正するという匙加減が難しい。12時半まで掛かってやっと12枚進めて買い物に出る。
帰宅して昼食を済ませ、来月の試合に向けて減量中の次女のための低カロリーな副菜2種類(きゅうりとわかめとカニカマの酢の物・ほうれん草としめじのおひたし)を作り、洗濯物を取り込もうとして、確かに干したはずのシャツが1枚足りないのに気づく。この日の横浜は風が強く、ベランダから飛ばされてしまったようだ。
庭に出て探すと、うちのガレージから一段低くなった塀と塀の隙間に落ちていた。そこは大人が入れないような造りになっていて、以前同じように洗濯物を落とした時、まだ幼児だった息子に取ってきてもらった場所だった。現在、我が家にはそこに入れそうな体格の人間はいない。
困り果ててリモートワークで家にいた夫に状況を伝えたところ、釣竿の仕掛けの先にフック状に加工した針金を取り付け、引っ掛けてリールを巻き上げて難なく回収してくれた。器用な家族がいて助かった。
トラブルが解決したあとは集中して仕事。重めの心情描写が多く、精神力を削られながらも19時まで掛かって22枚。なんとか苦しかった第四話の2回目の改稿を終わらせることができた。加筆で少し増えて全377枚の260枚目まで。
夕飯は夫が週末に作ったポトフがあったので温めるだけで済んだ。食後は読書。『死んだ山田と教室』を読み終わる。

ラストが物凄いテンションで、最後のページを開いたまましばらく呆然としていた。なかなか味わったことのない読後感だった。素晴らしかった。
なんだかじっとしていられない気持ちで、シンク下の引き出し収納に仕舞ってある調理器具を全部出して引き出し内を掃除してまた仕舞う。それからメルマガを書き、日記と帳簿と読書ノートをつけてベッドで『ユビキタス』を読み進め23時半就寝。
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