やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

最近よく会うね

東北の天気は晴れ。午前5時頃、長者ヶ原のSAで次女とトイレに入って車に戻ろうとしたら、売店でうちの次女と同じくらいの女の子がおんぶされている後姿を見かけた。一度はそのまま通り過ぎたのだが何となく気になってわざわざ引き返してよく見たら、それは野良ヤギと姪っ子だった。すぐ後ろに王さん(漫画家兼無職だった野良ヤギと結婚してくれた慈悲深い人)もいる。野良ヤギ一家も今日、青森に帰省するところだったらしい。全くお互いの予定を知らずに出発したので奇跡のような偶然である。
携帯で車で待っていた牛人間を呼び出したら上の子達が起きてしまったので、トイレ休憩のつもりだったのだがここで朝ご飯を食べて行くことにする。上の子達は「何で○○(←姪っ子の名前)ちゃんがいるの?」と不思議そうだった。野良ヤギ達の近くのテーブルでおにぎりと、昨日の昼食の残りのメンチカツと鶏の照り焼きと、賞味期限の切れたパンを食べる。そして野良ヤギ達は真っ直ぐ王さんの実家に行くそうなので「良いお年を」と挨拶して別れた。
そのあとは雪で80kmの速度規制があったりもしたが順調に青森県まで。9時過ぎに弘前に住む従姉に電話して、思ったより早く着きそうだから昼前に行っても良いかと確認する。10月に従姉が初めての赤ちゃんを産んだので今日見せて貰う約束をしていたのだ。結局10時半くらいに伺う、という話になった。弘前のICを降りたのが10時頃。まだ時間があったのでスーパーに寄ったりして時間を潰して10時半ちょうどに従姉の家に着く。
子供達が風邪でつい一昨日まで熱を出したりしていたので、家の中まではお邪魔せず玄関先で失礼する。子供達を車に待たせていたため、お土産と出産祝いの洋服渡して赤ちゃんの顔見て写真撮って少し話しただけ、という感じで随分慌ただしくなってしまって申し訳無かった。その上おばさんにはお土産にお菓子まで持たされる始末である。だが久し振りに見る生まれたての小さい赤ちゃんは本当に可愛らしくて懐かしかったので、多少無理矢理でも会いに行って良かった。
昼食は自分と牛人間が学生時代に弘前に住んでいた頃から大好きな満来(バンライ)の満来麺と満来飯。途中、浪打の道の駅でにんにく買って、青森の実家に着いたのは13時半くらいだった。荷物を下ろしてお土産を渡し、子供達を遊ばせながら妹の結婚式の写真をのんびり見ていると、野良ヤギ一家がお土産に買ったという馬刺しを持ってやって来た。早めに食べなければいけないので予定を変更して寄ってくれたのだそうだ。
子供達は思いがけずまた従妹に会えたので大変喜んだ。野良ヤギ一家は王さんの実家に行くので割とすぐに帰ったが、野良ヤギが何でそれを忘れるのかというような巨大なリュックを居間に忘れて行き、再びそれを取りに戻ってからやっと王さんの実家へと帰って行った。
そのあとは親戚からおさがりに貰って行く服を選ぶなどして過ごし、16時半から早めに風呂に入ったあと、18時夕食。今日は焼肉だった。他には生野菜のサラダや焼いた鯛、煮物など。腹一杯になる。食後も子供達はいつもと違う環境でハイテンションで遊び続け、20時半を過ぎて寝室に連れて行ったら10分で寝てしまった。
その後は両親と自分と牛人間とで飲み会を再開。昔の正月の話や、夫婦喧嘩の話やお笑いの話など。自分達夫婦は今年、気付かないうちにM-1が終わっていたのだが、うちの両親(父は来月61歳。母は60歳)はわざわざ録画してまでM-1を観たそうだ。「笑い飯はもったいなかった」という感想まで聞かされて、若いなあと感心する。今日は0時過ぎまで飲んで、0時半就寝。