やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

恵美子と浮浪者

ieyagi2005-02-26

8時半起床。曇り。寒い。洗濯して息子に朝食。バナナとオレンジとヨーグルト。
上沼恵美子のおしゃべりクッキング』が今日はサンドイッチで、観ていたら妙にサンドイッチが食いたくなった。牛人間にそう言うと食べてくればと言われたので一人でサンドイッチを食べに昼過ぎにドトールに行く。朝食は抜いた。
途中、古本屋で岡崎京子の『バージン』が100円だったので買い、バージン読みながらアボカドとチキンのサンドを食べてコーヒーを飲む。外向きのカウンターに座ったのだが、目の前に鳩にたかられているホームレスがいて、ガラス越しに時々目が合うので困った。
100円ショップを回って2時半帰宅。牛人間と息子はいなかった。10分後くらいに息子をおぶった牛人間が帰って来たので散歩にでも行っていたのかと聞いたら「サイクリングしてきた」とのこと。
息子は眠っていたのでそのまま寝室に寝かせ、牛人間がまた×××して手に入れた『ハウルの動く城』を観る。映画館にビデオカメラを持ち込んで撮影したものらしく、時々人影が映っていた。中国人は凄いことをするなあと思っていたら、後日これを売っていた日本人が捕まった。中国人が向こうで海賊版を作るために撮ったものかと思ったのに。
ハウルは「この馬鹿馬鹿しい戦争を終わらせましょう」とか「私は隣の国の王子だ」のところが「はあ?」という感じで良かった。映画のあと、牛人間が外に出たいと言うので息子を抱いて近所を散歩しながら無職の人達のことについて話す。
牛人間も自分も無職が悪いことだとは思っておらず、状況が許すなら人間は働かなくて良いと思っている。牛人間の友人は親が大きい会社に勤めていたり地主だったりで、半分くらいが無職だ。極端な金持ちの家ではないので派手なことをするタイプではなく、集まると山や海でバーベキューなどの貧乏な遊びをする。みんな“良い人”という感じである。心が豊かなんだろうか。何かあった時絶対頼りにはならないが。
自分達も早く働かなくて良い状況になりたい、と話す。目標は45歳くらいなのだが、自分が稼げるかどうかがかなり重要である。あと2〜3年で漫画がどうにもならないようならスーパーで正社員を目指そう。
帰宅して夕食。鶏の手羽元の照り焼きを食べる。その後息子を風呂に入れて寝せてから、牛人間が会社で借りてきた『踊る大捜査線 レインボーブリッジを封鎖せよ!』を観る。
自分はこのシリーズはドラマも映画も観てないのだが、これって近未来とかパラレルワールドという設定の話なんだろうか。物凄いストーリー展開である。自分としては柳葉敏郎の演技が“発狂寸前の人”みたいで笑えたので満足だ。あと、いかりや長介が出て来るたびに、このあと死ぬんだ、ということが思い浮かんで妙におかしかった。いかりやのセリフは喉を手術したせいで何言ってるか分からなかったので字幕入れた方が良いと思う。
映画の途中で一旦フジテレビの『ラ・ストラーダ』という道についての歴史番組を見ながらテキーラを少し飲む。それから1時半まで映画観て2時就寝。