やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

入院しました

次女が今日は柔道の試合で早く出るので5時に起きる。昨晩、体調が悪いことを伝えてなるべく自分で起きるように言っておいたのだが、ちゃんと5時過ぎに自分で起きてきた。交通費と昼食代を渡してベッドで休んだあと、6時に送り出す。

一昨日から続いている腹痛は、病院で処方された薬を飲んでも治まる様子がない。だが昨晩37.3℃まで上がった熱は平熱になった。まだ病院は開かないのでトイレ掃除をしたり、昨日書かずに寝てしまった日記を書いたりする。洗濯機を回し、動くのが辛いので干すのは夫に頼んだ。ゴミ捨てもやってもらった。

昨日発熱しているため事前連絡が必要で、8時半、調べておいた病院に電話し、昨日までの症状を伝えて受診可能か尋ねる。ところがそこは土曜日は消化器内科の先生がお休みだとかで、#7119に電話すると良いと教えてもらえた。

さっそく電話して、まずは今日のうちに受診するべきかを相談する。相談員の方は「その症状なら早めに受診した方がいい」と病院案内に繋いでくれて、今日開いている消化器内科のある近所の病院を教えてもらえた。その病院に電話したところ、「昨日別の病院を受診しているなら、そっちに行った方が良いと思います」とやんわり断られた。

昨日受診した総合病院は、金曜の午後と土曜は消化器内科の医師がいないのだが、もうあちこち電話するのに疲れていたのでそこを受診することにした。病院に電話すると診てもらえるとのことで、すぐにバイクで向かう。昨日とは違う内科のお医者さんは幸いにも消化器が専門とのことで、血液検査と腹部のCT検査をしてくれた。

結果、憩室炎という腸の一部に炎症が起きる疾患で、即日入院するように勧められた。血液検査の結果でも炎症の数値がかなり高いとのことで、「相当痛かったでしょう」と気の毒がられた。一応、家族に相談させてほしいと答えて夫に電話し、家の方はなんとかなるとのことだったので入院が決まった。

入院前に必要だというコロナの抗原検査とレントゲン、心電図検査を受けてから一旦帰宅し、入院の荷物を準備する。出産以外で入院するのは初めてで何が必要か分からなかったが、パソコンなど仕事関係のものは忘れず詰めた。夫に送ってもらって病院に着き、入院に必要な書類を書いたあと、4人部屋の病室に案内される。カーテンが閉まっていたが、自分の他に2人女性の患者がいるようだった

入院期間は一週間程度とのことで、数日は絶食することになるので昼食は出なかった。昨晩は何も食べられず朝食もとっていないが、とにかく腹痛で食欲がゼロなので、そのこと自体は辛くなかった。入院着に着替えて妹の加藤山羊とエージェントさんに入院の報告をしたあと、抗生剤と栄養と水分の点滴を受けながら横になる。

しばらくして看護師さんがお医者さんからの指示を伝えにくる。トイレに行く以外はベッド上で安静にしていなければならず、そして水分は服薬時以外飲めないとのことだった。なかなかに厳しい。実際、そのあと起き上がってパソコンをiPhoneテザリングでネット接続できるように設定していたら、看護師さんに寝ていましょうねと優しく注意された。

仕方がないので寝転んで漫画『恋じゃねえから』3巻を読む。

終盤の熱い展開、とても良かった。そのあとは手帳に手書きの日記を書き、Kindleで怪談本を読んでいた。夕方、次女にLINEで試合の結果を聞くと、個人戦で3位、団体戦は準優勝とのことだった。退院したらご褒美に甘いものを買ってあげると約束する。

夕食が無いので特にイベントらしきこともなく、ちょっと変わったことといえば、点滴が空になったためにチューブに自分の血液が逆流して怖かったことくらいだろうか。すぐに看護師さんが気づいて新しい点滴に取り替えてくれた。

点滴は寝ている間もずっと受けていなくてはならず、消灯後も看護師さんが替えにきてくれていた。夜は途中になっていたスティーヴン・キングの『マイル81 わるい夢たちのバザールI』を読み、22時半頃に眠りについた。

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