やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

『ウェイトレス 〜おいしい人生のつくりかた』

『ウェイトレス 〜おいしい人生のつくりかた』(2006年 アメリカ)を観て笑える人は、色々乗り越えて今は余裕がある人なんだと思う。自分は修行が足りないので主人公の夫のダメさと主人公自身のダメさで気持ちが重くなってしまった。あと、特典映像を観たら、2歳の娘のいる女性監督エイドリアン・シェリー(娘と共に出演もしている)が(※映画の内容とは関係の無いネタバレです。嫌な気分になりたい人は反転させて読みましょう→)この映画を撮ってすぐに死んでいることが分かり、ウィキペディアで詳しく調べてみたらその死に様が「オフィスに使っていたアパートの工事の騒音トラブルが元で19歳の作業員に殺された」というもので、ますます気持ちが重くなった。
余裕のある牛人間はとても面白いと言っていたし、自分も面白い映画だと思った。ただ、最終的に主人公が変わるきっかけの部分が結構強引なので、共感出来ない人もいるんじゃないだろうか。