『ボルベール<帰郷>』のペドロ・アルモドバル監督の『トーク・トゥ・ハー』(2002年 スペイン)。最近この監督の作品を選んで観ているのだが、これまでのところ、この『トーク・トゥ・ハー』が一番好きだ。もうダントツで。自分みたいにストーカーのようにしか人を愛せない方は、この映画を観て「そういう愛が一番美しいんだ」と勘違いして、一緒に後戻り出来なくなりましょう。
交通事故で植物状態になった若い女性を4年間献身的に世話し続けるベニグノという看護士の物語がストーリーのメインなのだが、ベニグノの心情が本当によく分かり、悲しかった。しかし、ベニグノに共感出来ないタイプの人にとっては、ただただ気持ち悪い映画なんだろうなあ。これ。
映画に挿入されているサイレント映画も非常に面白かった。あと、やっぱりペドロ・アルモドバル監督は女性の排泄がとても好きなんだと思う。
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