やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

大変良い結婚式でした

6時40分起床。晴れ。風呂に入ったあと、ホテルの朝食バイキングでパンやウインナーやスクランブルエッグやサラダなどを食べる。小岩井農場の牛乳とヨーグルトが美味かった。一旦部屋に戻ってから、式まで時間があるので近くを散歩することになる。
近くを散歩、のはずだったが、牛人間が「城跡を見に行こう」と言い出し、子供の足だと片道30分近く掛かる盛岡城跡公園に行くことになった。公園の凍ったきつい坂道を、滑って転びまくる子供達の手を引いて登る。登った先には軍人が馬に跨った銅像が元々は置いてあった(その銅像自体は戦時中に供出されて残っていない)という台座だけがあった。
台座の前で息子が牛人間の背中に跨ったポーズで記念写真を撮ったあとホテルに帰る。そのままロビーで待ち合わせて、野良ヤギ家族と両親とで昼食にラーメンを食べに行って、ホテルに戻ったあとは着付けや髪のセットなど、それぞれ式に出る準備をする。子供達の着替えも済ませ、15時からチャペルで挙式。野良ヤギの結婚式では当時1歳の長女が泣き出して最後まで見られなかったのだが、今回はどうにか花嫁と花婿を見送ることが出来た。長女も次女も飽きて床に靴を脱ぎ捨てていたが、とにかく騒いだり暴れたりしなくて良かった。
式のあとは記念撮影。次女が何度も席を離れて走り出し、それを見た長女が次女の真似をして走り出し、うちの娘達のせいでなかなかシャッターが下りなくて、式場の人にも自分と相手方の親戚にも大変な迷惑を掛けることになった。やっとのことで撮影が終わり、披露宴が始まるのを会場の前で待っていると、懐かしい人に声を掛けられる。自分が就職した時の最初の配属先の先輩だった。
妹は自分が大学卒業後に入社したのと同じ会社に就職しており、旦那さんも職場結婚なので今日の披露宴にはその会社の関係者が大勢呼ばれているのである。自分の先輩は妹と旦那さんの両方の上司だったそうだ。共通の知り合いのことやお互いの近況など話し、先輩の奥さん(こちらも自分と同じ職場だった)が相模原出身で時々こちらへ帰って来るということもあって、そのうちまた会いましょうと連絡先を交換した。
16時過ぎから披露宴が始まり、偉い人達の挨拶と乾杯のあと、どんどん料理が出てくる。どれも美味しかったが前沢牛ステーキがとにかく美味しかった。子供達は唯一の仕事である花束贈呈を済ませたあとは会場内をウロウロ歩き回っていたが、親戚の小学生のお姉ちゃんが一緒に付いて遊んでくれていたのでそんなに迷惑になることはなかったと思う。おかげで自分もゆっくり料理を食べることが出来た。
披露宴の最後のお色直しの間、妹と旦那さんの子供の時からの写真を使ったスライドが流れていたのだが、最後のBGMが『水曜どうでしょう』のエンディングテーマの『1/6の夢旅人』だったのには花嫁の手紙以上に感動した。牛人間との結婚を決めた頃、まだ福島で働いていた時にこの番組にハマり(妹もその後ハマったらしい)、「結婚したら『水曜どうでしょう』みたいに車で一緒に色んなところを旅をしたい」と思っていた。結婚して8年になろうとしている現在、牛人間とは沖縄から青森まで一緒に色んなところに旅に出掛け、その望みは叶ったが、旅に出ると毎回必ず金のことか車の運転のことが原因で喧嘩になるのを何とかしたいところだ。
感動的な披露宴が終わったあとは、親戚だけで集まって近くの居酒屋で二次会をする。披露宴で食べたあとだったのであまり入らなかったが、ここも刺身や鍋など料理が美味しかった。親戚のおばちゃんや従兄やその奥さんと主にダイエットについて話しながら散々飲み食いして、ホテルに戻ってから部屋で更に三次会。ここでも散々飲んで食べて昔のことや山のことなど話して、3時就寝。