やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

完治。そしてお花見。

今日はメンタルクリニックの診察の日だった。
2011年の夏にうつ病を発症し、以来良くなったり悪くなったりの波はありつつも徐々に薬を減らしてきたのだが、ついに今日の診察で薬も通院も不要と言われ、治療を終えることになった。
病気になってからのことを振り返ってみると、自分の場合、育児や仕事を休めなかったことが、逆に状態の悪化を防いでくれたのではないかと思う。もちろん症状が重い時はサボったりペースを落としたりしたのだが、やらなくてはいけない子供の世話も連載の締め切りも、どちらもデッドラインを破ることはしなかった。それをやったら糸が切れてしまう気がして、苦しかったが頑張っていた。
その後も色々と家庭や仕事できついことはあったのだが、うつ病だけど意外と頑張れる、ということが自信に繋がって、乗り越えてこれたような気がする。おかげさまで仕事はうつ病になる前より忙しくなり、作家として一冊目の本を出すこともできたし、新連載をスタートすることもできた。病気のことを理解して仕事をさせてくれた編集者の方々とパートナーの加藤缶、支えてくれた家族に感謝します。
診察のあとは友達家族と近くの公園にお花見に出かける。

昨日のうちに用意しておいたお弁当。キャベツのケーク・サレとアボカドディップ、大根とホタテのサラダは自分が作り、鶏の唐揚げと卵焼きは夫が今朝作った。バゲットレバーペーストは買った。

天気も良くて最高のお花見日和だった。子供達を公園に放牧し、親達はおしゃべりしながら飲み会する。夕方、寒くなる頃まで楽しんで、夫は夜から六本木に会田誠http://www.roppongihills.com/feature/aidamakoto/aidamakoto.htmlを観に行った(『劇団死期』http://gekishiki.daa.jp/の公演チケットを入手したのだ)ので、自分は近所のお母さんとその子供達を招いて自宅でお花見二次会。お弁当の残りと速攻で作った焼きそばやピザを子供達に与え、母達もお弁当の残りをつまみに飲む。22時頃お開きにして、後片づけをして子供と一緒に寝た。良い一日だった。

夫がお土産にくれた劇の小道具(おにぎり仮面のうんこ)。持っていって良いと言われてもらってきたそうだ。