取り返しがつかない

漫画原作者で作家の矢樹純のブログ

加藤山羊×矢樹純ホラー短編集『忌繭』発売

漫画:加藤山羊/原作:矢樹純の初期のホラー読み切り作品を集めた『忌繭(いみまゆ)』Kindleストアにて発売しました。

●因習の残る瀬戸内海の島を訪れた女子高生。彼女が蔵の中で見つけた、真っ赤な仏壇に隠された真実…《赤塗仏》
●「一番悪いことって、何だと思う?」奇妙な妄想に取りつかれた女友達。彼女の“気づき”とは…《咎の糸》●趣味の山歩きで出会った不気味な少年。「目を合わせてはいけない」けれど、私はどうしても“彼の顔”が見たかった…《山童》
●昭和初期、“奇蹟”の存在を証明するために、ある動物実験が行われた。研究者の狂気に翻弄される犬達の運命は…《奇蹟研究所の犬》

以上の4編を収録しました。
《赤塗仏》と《山童》はWeb漫画として公開したことがありますが、《咎の糸》と《奇蹟研究所の犬》は、恐らく読んだことのある方は少ないと思います。
どちらも10年以上前の作品で、《咎の糸》は第一子を生んだ直後に「よくこんな話書けるな」と自分でもうんざりしながら書いた、とても嫌なお話です。不倫をする若い女性への憎しみと、「赤ちゃんをうっかりベランダから落としちゃったらどうしよう」という恐怖がこの作品を書かせました。
《奇蹟研究所の犬》は、ただただ「秋田犬可愛い」という思いから書いた作品です。4編の中では唯一、後味が良いお話なので安心してお読みください。

価格はお買い求めやすく200円とさせていただきました。暑い日が続いておりますので、加藤山羊×矢樹純の精神にくるホラーで、ぜひ涼んでいただければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。