やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

ホラープロット丸書き直し完成

まずは告知から。

10分間ミステリー THE BEST (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

10分間ミステリー THE BEST (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

昨日宝島社より発売されました『10分間ミステリー THE BEST』(宝島社)に自分の掌編「ずっと、欲しかった女の子」が掲載されております。
人気作家さんの作品もたくさん入った大変豪華な一冊ですので、皆さまぜひお買い求めいただければと思います。どうぞよろしくお願いします。
今日は朝6時に起きて、ノートに手書きしたホラーのプロットの清書をしていた。
この春に、それまで2年近くもかかって10回以上の修正を重ねたホラーの企画が、担当さんに「どう直したら良くなるか、もう分かりません」と言われ、ボツになった。
その企画をそのまま別の出版社に持って行ってみたところ、企画は通らなかったものの、プロットの問題点を具体的に指摘してもらえた。その問題点は企画の趣旨に関わる部分で、そこを直すとすると、プロットを一から別のものに作り変えなければいけない。
それはかなり大変な作業だが、『禁忌』以来大好きなホラー作品を発表する場が無く、どうしてもホラーの仕事がしたいという思いがあった。そして自分は「諦めなければいつかどうにかなる」と思っている引き際が分からない性質の作家なので、多くの編集さんからダメ扱いされたこの企画を、根本から書き直すことにした。
テーマとモチーフを別のものに変え、一話ごとに区切りをつける構成を続き物に変えた。変わらなかったのは主要登場人物とタイトルだけ、というくらい、違う話になった。
昼の11時半に清書作業が終わり、見直して編集さんと作画の加藤山羊に送る。加藤山羊からは最初と全然別物だが面白い、と感想が届いた。編集さんにも気に入ってもらえることを祈る。
午後は息子の机の上を片づけるのを手伝ったり(目を離すとプリントと教科書とノートが積み重なった状態になる)、次女の体操クラブを見学したりと子供関係のあれこれをする。夕飯はホラーのプロットで忙しくなることを見越して月曜日に作っておいた豚バラカレー。

食べ終わって夜は柔道の稽古へ。週末に試合があるので寝技の乱取りや足技の打ち込みなど、試合で使う技を確認しながら練習した。帰宅後は息子の勉強の進み具合について夫と話し合って寝る。