やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

三浦半島(日帰り)ぶらり旅

海と息子

予定より早く目が覚めた。6時起床。晴れ。自分達の支度を済ませてから子供達を起こして着替えさせ、7時出発。朝食は車の中で、昨日牛人間が作った蒸しパンを食べる。
三浦半島のどこに行くかはきちんと決めず、道路マップを見ながら海岸沿いを走る。葉山の金持ちの家やヨットを車窓から見物したり、途中のコンビニに寄ったついでに潮風に当たったり。
マップによると城ヶ島に大きな公園があるらしいので、そこでお昼を食べようということになった。公園で弁当でもいいし、島の中の食堂(漁港があるので魚が食えそう)で食べてもいい、という話だったのだが、最初に公園に向ったところ牛人間が「急激にお腹が減った」と言い出し、そして牛人間は原始的なので腹が減ると極端にイライラし始めるので、時間はまだ10時だったのだが速攻で昼食をとることになった。
一応展望台で写真を撮ったりしてから、原っぱで弁当を食べる。牛人間は「このおにぎり全然塩が効いていないね」とか「この玉子焼きしょっぱ過ぎる」とか弁当の味に文句ばかり言っていた。そうやって人の作った物を貶せる無神経さは見習いたいものだ。そして牛人間がたまに作る不味い料理を不味いと言ってみたいものだ。
食後はハイキングコースへ。コースは急な坂道や岩場で危険っぽいので子供を連れて行くのは無理なのでは?と思ったが、せっかく来たのだからこの公園を堪能したい、という牛人間の意見に押され、娘を背負ってベビーカーを片手に急な階段を下りたり磯の崖に登ったりする。まあ海は大変に綺麗だったし、普段見れないような凄い景色も見た。
降りてきたのと反対側の崖を、娘を背負ってベビーカーを片手に(牛人間は13kgの息子を抱いて)登る。疲れ切ってベンチでジュース飲みながらしばらく死んで、それから公園を出て食堂や売店の並んでいるところへ向う。
車を停めてあちこち見たが、弁当で腹が一杯になっていたので何も食べたいものが無い。牛人間が「とろまん」という、肉まんの肉の部分がマグロになっているのを買ったので一口貰ったがそれ以上食べたいと思わない味だった。微妙に生臭い肉まんという感じ。
昼過ぎには島を出て、そこから横須賀を回って三笠公園と外人を見物して帰る。牛人間が冬用の上着を探しているというので帰り道にあったジーンズメイトダイエーに寄った。ダイエーでは駐車料金をタダにするために、赤ちゃん売場で息子にアンパンマンのかい巻きを買ってやる。息子の寝相が悪くていつも布団の外に寝ているので前から欲しかったのだ。
7時帰宅。帰ってきた車の音を聞いていたのか、帰宅の3分後に隣のおじいさんが訪ねてきて、旅行のお土産だと言って生八つ橋とクッキーをくれた。この間のリンゴのお礼だそうだ。
夕食はたこ焼きのタコの代わりにイカを入れたもの。牛人間が作っている間に先に子供達と風呂に入った。食後、子供達を寝せて(その間に牛人間が風呂)、ワイン飲んでチーズ食べながら借りてきた映画『ワイルド・パーティー』を観て、ラストで大笑いして寝る。1時半就寝。