やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

男気溢れる5歳児

5時起床。曇り。ブログ更新してネットで資料読んで朝食。ドーナツとチーズトーストと牛乳とコーヒー。子供達は7時半に起こしてドーナツとバナナと牛乳を与える。
父は整体と買い物へ、母は仕事に行った。午前中は洗濯して資料本を読みながら時々子供達の相手をする。昼食は父がチャーシューチャーハンを作ってくれた。食べ終わってから娘を昼寝させて資料本の続きを読む。寝転がって読んでいたので途中でウトウトしたが息子がいつも通り「うんち出たいの」と言って起こしに来た。自分がうたた寝していると息子は必ずうんこをする。
起きたついでにおやつに野良ヤギと息子の3人でアイスを食べ、そろそろ2時過ぎなので娘も起こしておやつにジュースとポテトチップスを食べさせる。父も昼寝から起きてきたので車で外出。ちょっと遠出して自分が子供の頃に何度か行ったことのある郊外の広い公園に向かう。
行ってみると、公園の敷地内に新しい施設が色々出来ていて昔遊んだアスレチックや遊具が無くなっていた。これでは子供は遊べないので違う公園に行こうと引き返す途中、公園の入り口近くで昔遊んだアスレチックを発見する。一部だけだが移転して残されていたのだ。息子を遊ばせていると近所の子供と思われる息子より少し年上(5歳だと言っていた)の男の子が1人で遊びに来て、息子と遊んでくれた。
一緒に遊ぶと言うより男の子が虫を取ったり木に登ったりアスレチックに登ったりするのに息子がくっ付いて回るという感じだったが息子は楽しそうで、男の子も親分肌なタイプなのか息子に「裸足になってそこに足をかけるんだ」と熱心に遊びの指導をしていた。しばらく遊んでから男の子は、「俺、喉渇いたからばあちゃんにお金貰ってジュース買う」と言って公園からすぐ見えるところにある家に入って行った。
おばあちゃんからお金を貰って来たらしい男の子はうちの息子と娘を指差し、「この子達もジュース飲める?」と聞いた。「飲めるよ」と言うと、男の子は息子と娘の手を引いて自動販売機の方へ歩いて行く。子供におごってもらう訳にもいかないので付いて行くと、「いいから!俺がやるから来ないで!」と怒られた。しかし離れた所から見守っていると、男の子は「あれ?出てこないぞ?」と騒ぎ出し、自分に向かって「ちょっと来て!お金が出てこない!」と叫ぶ。行ってみて分かったのだが、男の子はおばあちゃんから120円しか貰っていないのに硬貨が3枚だから3人分のジュースを買えると思ったようなのだ。それで最初に120円を入れて息子が飲みたいと言ったジュースを買ってやったらお釣りが出てこないのでパニックになっていたのである。
自分も財布から120円出して入れてやり、好きなのを買いなさいと男の子に言うと、男の子は娘に向かって「どれ飲みたい?」と聞き、娘が指差したジュースを買って娘に渡した。そしてお釣りが出てこないとまたパニックになり、「今買ったジュースをみんなで飲んだら?」と提案してみたが(うちの子供達は缶ジュース1本は飲み切れない)「いい。ばあちゃんにまたお金貰うから!」と言ってダッシュで家に戻って行った。
追いかけて行くと男の子は家の前の駐車場で体育座りをして俯いていた。きっとおばあちゃんにお金が貰えなかったのだろう。その家の2階の窓から男の子のおじいちゃんらしい老人が心配そうに顔を出して男の子の様子を見ている。男の子に声をかけ、なるべくおじいちゃんに聞こえるような声で「うちの子にジュース買ってくれてありがとう。今度はこのお金で自分の飲みたいのを買ってね」と言って120円を渡す。男の子は元気になり、自動販売機の方へ走って行った。
そのあと、そろそろ夕方なので男の子に遊んでくれたお礼を言って車で帰る。帰宅してすぐ娘と野良ヤギの服の漂白(娘がジュースを持ったまま転んで泣き出し、駆け寄った野良ヤギに泥とジュースにまみれた状態で抱きついた)をしてから子供達とシャワーを浴びる。そのあと夕食。今日は焼き鳥とサラダとインゲンの油炒めとカツオの刺身と枝豆とトマト。
食後はしばらく子供達を遊ばせていつも通り8時に歯を磨いて寝かしつけるが娘が興奮していて全然寝てくれず、走り回るのを無理矢理横にならせて背中をトントンしているうちに自分も寝てしまった。11時に目を覚ましたが眠かったので歯だけ磨いて再び朝まで寝る。