やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

血を継ぐ者

今週から家庭訪問があって幼稚園が早く終わるので、お迎えのあとに友達と近所の児童施設に行って来た。屋内にアスレチックっぽい遊具があり、絵本や積み木やままごとなどのおもちゃもあるので子供を遊ばせるのに便利なところなのだ。
ここで1時間程遊んだのだが、息子と次女が友達と走り回って遊んでいるのに対し、長女はジグソーパズルで延々と遊んでいた。同じ絵柄の物を、完成させてはバラバラにして最初から、何度も繰り返して遊ぶのである。他の遊びに誘ってみても、「○○(←長女の名前)ちゃん、パズルがしたいの」と全く乗って来ない。友達のお母さんは「凄い集中力だね」と褒めてくれたが若干引いていたと思う。
長女はこのように好きな遊びに対して気持ち悪い程の集中力を発揮するだけでなく、字を読めないうちから絵本をめくっては自分で勝手に作ったお話をしゃべり続けるという一面もあり、兄妹の中で一番自分の小さい頃と性質が似ていて色々心配だ。ただ、自分と違って社交性と積極性があり、遊びたい時にはきちんと友達を誘って遊んでいるようなので、友達が居なかったり苛められたりすることなく、このまま楽しい幼年時代を送って欲しいと願っている。