やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

ご迷惑をお掛けしております

6時15分起床。曇り。強風。上の子達を送る時に隣の家の庭の木が風で折れてしまっていたので、たまたま通り掛かった近所の人に「凄い風ですね。ほら、そこの木が折れちゃってる」と指差したら、木の陰になっていて見えなかったのだがちょうどお隣さんがその折れた木を片付けているところだった。気まずかった。
帰って来てネットしたあと、買い物に出掛けようとしたら幼稚園のお母さん友達から電話がかかってくる。今日は幼稚園でお遊戯の練習があって、親も練習に参加するのだが、「去年と同じなので覚えている人は来なくていいです」と言われていたので自分は行かなかったのだ。息子にもそのように言ってあったのだが、同じクラスのお友達のお母さんがたくさん来ているのを見てパニックを起こしたらしく、「さっきからずっと号泣してるから来てあげた方がいいんじゃない?」と言われ、慌てて幼稚園に行く。
息子は最近“周りと一緒じゃないと凄く不安”という傾向が出ていて、例えば小雨の日に長靴を履いて幼稚園に行って同じクラスの子に長靴の子が居なかったりすると、「何で長靴にしたの!? 誰も履いてないよ!!」と泣き叫び、家に帰って履き替えないと気が済まないのである。今日のことは事前に言い聞かせたから大丈夫と思っていたのだが甘かった。
一緒にお遊戯の練習をしたら息子の機嫌も直ったので、スーパーに寄って買い物して家に戻って昼食にかき揚げそばを作って食べ、また幼稚園に行く。今度は長女のクラスのお遊戯の練習があるのだ。こっちも同じ踊りだから行く必要は無かったのだが、一応兄妹平等に行ってあげるべきかと思い、行くことにした。親達は先にお遊戯室で待っていたのだが、クラスの子達はもう揃っているのに長女だけがなかなか来ない。様子を見に出ると、長女は教室の前の廊下でひっくり返って足をバタバタさせながら「やだやだやだやだ!!!!」と泣き叫んでいた。
長女は最近、幼稚園でのみ“赤ちゃん返り”をしていて、ちょっとしたことで泣き出し、一旦泣き出すと先生が何を言っても無駄で、延々このように足をバタバタさせて「やだ」とか「まだ遊ぶ」とか自分の要求だけを叫び続けるのだ。先生の話では、一日一回はこの状態になり、補助の先生に頼んで別室に隔離すると治まるらしい。
暴れる長女を抱っこして落ち着かせながらお遊戯室に連れて行く。お遊戯の音楽が流れると長女も気持ちが切り替わり、無事に練習をすることが出来た。兄妹揃って何でこんな難儀なことになっているのだろう。三沢が死んだ時からの自分の精神状態の悪さが子供達にも影響しているのか。
そのまま降園の時間になったので二人を連れて帰る。おやつ食べながらまたポニョを観て、今日は暑かったので夕方に風呂に入り、夕食は鶏の唐揚げを揚げて食べた。牛人間は仕事のあと元同僚だった友達の家に遊びに行くとのことなので、子供を早めに寝かし付けて唐揚げの残りをつまみにビール飲みながら『片眼の猿』(道尾秀介)を読んで0時半就寝。