やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

そんなものですよね

加藤山羊のサイト『山羊の穴』にはアクセス解析が付いている。これまで加藤山羊の漫画がどこかに掲載された時は、必ずアクセス数がアップし、検索ワードを見ると作品名や作者名を検索して来てくれたらしいことが分かった。大変ありがたいことである。
モバMANで『女囚霊』の配信が始まってから2日が経った今日、「みんな、見に来てくれたかな〜?」と浮かれ気分でアクセス解析のページを開いたところ、アクセス数は全くアップしておらず、検索ワードに“女囚霊”と“加藤山羊”は1個も無かった(“浣腸創作説”って検索ワードで来た人は何を知りたかったんですか? うちのサイトがどうして引っ掛かったのか知りませんが)。
紙媒体に比べると、やっぱり携帯コミックって読む人がいないのだろうか。モバMANでの連載が決まった時は、「これからは携帯の時代だし、携帯コミックもどんどん伸びていくはず」と前向きな気持ちで紙媒体で枠を取れなかった悲しさを打ち消していたのだが、こういう現実を目の当たりにすると凹むなあ。発表した作品を読んですら貰えないのは作家として一番辛い。
春から続く落ち込みの中で最も大きい波が来た。頭では「だったら読んで貰えるようにもっと宣伝すればいい」とか考えられるのだが、そういう冷静さがネガティブで暗黒なものに飲みこまれてしまう。腐ったり投げたりしたらお終いなのでそれはしないけど、ちょっと今日一日では気持ちを立て直せなかった。
ところで、全然関係ない話だが『侍戦隊シンケンジャー』が面白い。戦隊シリーズは『轟轟戦隊ボウケンジャー』(←これも面白かった)以来観ていなくて、シンケンジャーも牛人間が毎週録画しているのにほとんで観ていなかった。ところが先日幼稚園のお母さんに「新しく仲間になったシンケンジャー寿司屋で、寿司をにぎる動作で変身するんだよ。しかも折神が烏賊(イカ)折神だよ?」と教えられ、これは観なければということで昨日から録画してあった分をチェックし始めたのである。烏賊折神が素晴らしい。墨吐くし。
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牛人間も気に入ったようなので、どうにかして買わせようと思う。