やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

打ち合わせ2回目

今日はSの方で(多分半年後くらいに)始めることになった新しい仕事のため、担当のMさんと漫画家のSさんと三人で渋谷で打ち合わせをした。Sさんとは初対面だったのだが、待ち合わせ場所で見掛けた時は「こんなお洒落で可愛らしいお嬢さんが漫画家のはずはない」とスルーしており、あとから来た担当さんに紹介されるまでその人がSさんだと気付かないままずっと彼女の後ろに突っ立っていた。
打ち合わせで使うはずだったホテルのラウンジが混んでいて座れなかったので上の階のレストランに場所を移し、Sさんが描いてきてくれたキャラ表とMさんがまとめた大体のプロットを元に、キャラ設定や第1話の流れを話し合いながら掘り下げていく。これまでキャラ設定も舞台設定もプロットも全部一人でやっていたので、こういう仕事のやり方は新鮮だった。出したアイデアにその場で反応を貰えるのであまり暴走することも無いし、これは凄く合理的な方法かもしれない。
大体流れが固まって来たところでレストランの昼の営業時間が終わってしまい、下のラウンジに戻って続きをやる。雑談を交えつつアイデアを出し合ってはまとめていき、第2話あたりまでの流れを作ることが出来た。何だか凄く面白い作品になりそうな手応えを感じる。形になる日が待ち遠しい。
最初に聞いた段階ではSさんがストーリーを作り、自分はネタ出し要員(原案者)として作品に関わるという話だったのだが、Sさんがやりやすいようなら原作者としてストーリー自体も作って貰うかもしれない、とMさんに言われた。ネタだけ出すより断然そちらの方が仕事として楽しいので、ぜひそうなればいいなあと思う。採用して貰えるように頑張ろう。