- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2011/09/02
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この映画の中では、自殺してしまった側の人物について、自殺した理由は一切語られない。妻に自殺された主人公である精神科医の「死ぬ奴は死ぬ」という一言で片づけられる。そのスタンスに好感が持てた。
物語は生きている人のもので、自殺した人に物語は無い。
もしも自分の近しい人が自殺したら、自分はその人の写真も持ち物も思い出に繋がるものも、全て捨ててしまおうと思う。自殺した人には、誰かの中で生き続ける権利は無い。物語を持つ権利を失うのだ。
非常に個人的な感想だが、自分はこの映画からそんなメッセージ(電波)を受け取った。