やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

中年のTwitter離れ

最近、Twitterでつぶやくことが極端に減った。うつ病のせいもあるのだろうが、Facebookを使うようになったことが原因の一つだと思う。
自分は本名と自撮りしたプロフィール写真でFacebookをやっているのだが、Facebookは書き込むのに字数制限が無いし改行も出来るし、写真の投稿もTwitterと同様に簡単に出来る上にタグを付けて分類することも出来る。Twitterよりも断然使い勝手が良いのだ。
それと、本名でアカウントを取っていることも関係しているような気がする。
自分は嘘を書くことを仕事にしているが実生活では嘘を吐くことが苦手で、嘘にストレスを感じてしまうタイプである。もちろん大人だから生活の中で必要に応じて嘘を吐く場面もあるのだが、嘘を吐いたあとは何とも言えない嫌な気持ちになる。
このブログについては元から“矢樹純”という作家として文章を書いているので、あまり無理は感じない。しかしTwitterは“矢樹純”としてアカウントを持っている割に単に日常のことをつぶやいているだけで、こんなのは“矢樹純”じゃなくて、ただの“○○○○(←本名)”のつぶやきだ、と思ってしまうのだ。掲載誌の発売告知など仕事に関することなら違和感を覚えることもないのだが、特に面白くもない日常についてつぶやく度に、嘘を吐いているのに似た罪悪感が生じるのだ。
それで個人的なことや仕事関係の人に聞かれたくないような下品なことをつぶやく用の別アカウントを取ってみたりもしたのだが、どうしても嘘っぽさと空しさを感じてしまい、結局Facebookが一番落ち着く場所になった。そんな訳で、この先しばらくの間は日常的なことやちょっとした思いつきはFacebookを主体に書いていくつもりである。そして今回のような長い文章や仕事に関係することは、“矢樹純”としてこのブログやTwitterに書いていくことにする。
ところで、こんなことでいちいち思い悩むような気持ち悪い人間である自分は本当に友達が少なくて、Facebookの友達は現在のところ15人しか居ない(その中には出版社の担当編集さんなど明らかに友達に分類出来ない人も混じっている)。Facebookというものは友達が増えれば増えるほど楽しいらしいので友達が増えればいいなあと思っているのだが、びっくりするほど増えない。
別に友達の数だけ増えてもしょうがないので無理に増やそうとは思わないのだけど、もしこのブログを読んでいる人で「“矢樹純”の中の奴は気持ち悪いけど友達になれそうだなあ」と思うような人がいたら、まずはお友達から始めてみませんか? ストーカー行為などあなたの嫌がるようなことは多分しません。どうぞ気軽にご連絡ください。よろしくお願いします。