やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

比べない力(「くらべないりょく」と読む)

5時起床。曇り。6時半まで小説の改稿をして、弁当と朝食作って子供達を起こす。
子供を小学校と幼稚園に送り出したあと、週1でお母さん友達とやっているバドミントンへ。年明け最初の練習ということで、久し振りに会うのでおしゃべりしている時間も長く、今日はあまり疲れなかった。2時間ほど体を動かし、みんなで近所の蕎麦屋で昼食。カレー南蛮そばを食べながら、今年から働き始めたお母さんに仕事の様子を聞いたり、お互いの子供のことを話したり。
下の子達を迎えに行って帰宅し、ブログの更新してから「あいの結婚相談所」のネタ出し。資料本を読みながら気になる単語や設定を書き留めていく。夕食は子供達にスパゲティカルボナーラを作り、自分と夫はサンマの丸干しを焼いて食べた。
風呂に入って子供を寝かしつけたあとは『和風総本家』を観る。その後、酒も飲まずに夫と真面目な話。テーマは“人と自分を比べること”について。
人と自分を比べても仕方がない、というのはよく言われることで、自分もそれは分かったつもりでいた。しかしそれは言葉の表面だけの理解で、本当には分かっていなかったのだと思う。なので人と比べて、自分は子供に手をかけていないだとか、家事をまともにやれていないとか、作品を書けていないとか、働いていないとか、いつも反省していた。自分の資質や置かれた環境を見ることをせず、もっと出来るはずだし、やらなければと思っていた。
昨日から、この基本的な“人と自分を比べることの意味”を割と深く考えていて、今日夫と話しながら掘り下げてみて、ようやく分かってきた気がする。目が覚めた、というほどの感覚ではないが、これまでより少し自由に、楽になった。
ちなみに夫は小さい頃に「他所は他所。うちはうち」と両親から言われたのを素直に受け取めて、人と自分を無駄に比べることなくのびのび生きてきたらしい。自分のように卑屈で、間違った自己イメージを自身に押し付けてきた人間にしてみると、本当に羨ましい人生である。
0時過ぎまで話し、0時15分就寝。