やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

『少年は残酷な弓を射る』

7時半起床。晴れ。連休初日の昨日から三日間、夫が子供達を全員連れて岡山に帰っている。自分は前々からの約束があったので横浜に残り、独身生活を満喫している。昨日は友人のなじゃさんに付き合って貰い、渋谷で服を買ったり本を買ったり酒を飲んだりと楽しく過ごした。
そして今日もなじゃさんが日中は空いているとのことで、一緒に映画を見に行った。日比谷で待ち合わせ、チケットを買ってからパパイヤリーフというエスニックレストランでグリーンカレーオムライスとフォーのランチを頂く。

お探しの店舗のページはありませんでした

大変美味しかった。
観たのはなじゃさんと自分の趣味にピッタリの『少年は残酷な弓を射るhttp://shonen-yumi.com/だ。
実の母に異常な悪意と執着を抱いた美しい少年が母親を陰湿に苛めまくり、そしてついには…という大変に嫌なお話で、少年が美しく成長する前の乳児期や幼児期の「いくら抱いてあやしても延々凄い声で泣き続ける」とか「5歳を過ぎてもおむつが取れない」、「ニヤニヤしながら食べ物をテーブルの上にぶちまける」などの嫌がらせ(としか思えない)の数々をこれでもかという濃さで描いているところもポイントが高い。
この映画、子供(特に息子)がいる人が観ると楽しさ倍増の映画で、更に息子の下に妹がいたりするとますます楽しめるはずだ。ラストも落とし所がちょうど良くて、リアルだけではなく希望を見せてくれる。とても感動的な終わり方だった。
映画のあとは近くのカフェで映画の感想を熱く語り、その後なじゃさんは旦那さんのお仕事関係の用事があったので駅で別れる。自分は友達のHさん夫妻と会う約束をしていたので西荻窪の『戎』へ。

お探しの店舗のページはありませんでした

焼鳥の他にイワシコロッケやセロリの酢の物、水餃子など安くておいしい料理をつまみにビールを飲み、仕事のことや子供のことなど話す。2時間でラストオーダーとなってしまったので、そのあとは吉祥寺のHさん夫妻のマンションに上げて貰って遅くまで漫画のことや知り合いの困った人のことなどを話していた。この日はHさんの奥さんのご厚意に甘えてそのままマンションに泊まらせて頂いた。22時半就寝。