やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

見本届きました。

7月28日の朝に青森に着いたあと、夏泊での2泊3日の家族キャンプに合流し、親類や子供達と海で泳いで炭火で焼いた肉やホタテを食べてビール飲んで花火してテントで寝てスイカ割りして海で泳ぐという楽しいハードスケジュールをこなしてようやく今日実家に戻ってきた。帰るとポストに28日着で送って貰っていた『Sのための覚え書き かごめ荘事件のこと』の見本の不在票が入っており、すぐに再配達を依頼してようやく自作を手に取ることが出来た。

この角度だと全く分からないが、思っていたよりも厚い。推理小説が厚ければ厚いほど嬉しい自分のような人には喜んで貰えるのではないだろうか。
キャンプで疲れていたので、とりあえず冒頭とラストと解説だけ目を通した。解説は第10回『このミス』大賞の一次選考を通過した時に講評を書いてくださった書評家の村上貴史さんだった。
自分はあのような講評(→http://konomys.jp/archives/vol_10/first-vol_10/850.php)を頂いたのが嬉しくて何度も何度も読み返し、最終的に受賞を逃したと知らされた時も「講評であんな風に言って貰えたんだからこの作品には魅力があるんだ」と、絶望せずに済んだ。そんな恩人とも言える方にデビュー作の解説を書いて頂けたのはとても嬉しく、またその解説でも新人の自分を本当に応援してくださっていて感激した。
村上貴史様。心から感謝いたします。ありがとうございました。