やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

息子のカブトムシ

長女に「命を大切に」などと説教しておきながら、カブトムシの幼虫の存在をすっかり忘れていた。一応は息子が飼っているということになっているのだが、息子は幼虫段階のものはカブトムシと認識していないので実質自分が世話をしている。
7月も半ばを過ぎ、そろそろ幼虫からカブトムシになってもおかしくない時期である。慌てて暗いところに置いていたケースを出してみると、カブトムシは土の上で蛹になっていた。普通は蛹室と呼ばれる穴の中で蛹になるのだが、腐葉土の補充を怠ったせいで深さが足りなくて掘れなかったのだろう。

土を足して、ネットで蛹室の作り方を調べて個体数分の穴を掘り、頭を上にして蛹をセットする。8匹いた幼虫のうち7匹が無事に蛹になって生きていたが、1匹は残念ながら蛹の状態のまま動かなくなっていて申し訳なかった。
あとは羽化するのを待つばかりだが、きちんと蛹室ができていないと羽化に失敗してしまうらしいので、とにかく無事に成虫になってくれることを祈るばかりである。