やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

42歳になりました

今日で42歳になった。

子供達と夫が家を出たあと、予約してあった生まれて初めての鍼灸院へ。住宅街の中にある普通の民家に小さな看板が出ていて、白衣を着た小柄なおばあさんが施術してくれた。

ベッドに横になり、首と肩と背中に鍼を刺される。ツボの奥の方を鍼で刺激される感覚は、若干怖いが、とにかく効いている…!という感じがした。

鍼と並行して温灸もしてもらい、終わった頃には張っていた首の筋肉が触ってはっきり分かるくらい柔らかくなった。

これは素晴らしい、と思ったが、お金を払って帰ろうとしたところで、「今日はお酒は控えてください」と言われ、愕然とする。
誕生日祝いに飲むつもりで、好きな日本酒を買ってあったのだ。

詳しく聞くと、飲んではいけない理由は「血行が良くなると効き目が早く切れてしまうから」だったので、血行に影響が出ない程度に飲もう、と決める。

昼食に蕎麦屋で天ざるを食べて帰宅。部屋を片づけて掃除機をかけ、竹の子の煮物を作る。そしてクリスマスのリースとツリーを出す。
そのあとは昨日の続きで短編小説を読むが、すぐに眠くなり、寝てしまった。鍼灸師のおばあさんが「今日は体がだるくなると思います」と言っていたので、そのせいかもしれない。

夫は仕事で少し遅くなるとのことだったので、さきに子供達と蟹を食べ始める。

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山形の日本酒《白露垂珠 純米吟醸》を飲みながら、他にマグロやサーモンの刺身、しめ鯖と竹の子の煮物と。

軽く食べて洗い物を終え、風呂に入ったところで夫が帰宅したので、蟹とお酒の続き。子供達がお祝いに作ってくれたデザートのフルーチェと、クールン(レアチーズケーキ)もみんなで食べる。

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地味な誕生日だが、家族に祝ってもらえて、美味しいものが食べられて、美味しいお酒も飲めて、まあまあ幸せな人生だな、と思う。