やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

白子が旨いお年頃

ieyagi2005-01-13

子供の頃、これは脳みそだと思っていた。


9時半起床。大雪。朝食はトーストと牛乳。今日帰省の荷物を宅急便で送るので梱包の準備をする。
10時半、夜勤明けで母が帰宅。家にあるいらないお歳暮や缶詰などを大量に貰う。ダンボールに入り切らずもう1箱増やしたがそれでも収まらなかった。
1時、父が勤務先の学校の雪かきをして帰ってくる。昼は『川よし』という店で鰻丼を食べた。青森で評判の店らしい。非常に旨かった。
帰り道に駅前の市場で夕飯の買い物したあとコンビニで荷物を送る。それから母が「牛人間さんに食べさせなさい」と『甘精堂』の羊羹を買ってくれた。何か昭和天皇がここの昆布羊羹を食ってたとかいう凄い菓子屋なのだそうだ。
帰宅後、母は仮眠。父は夕飯の支度を始める。自分は息子を昼寝させたらすることが無くなり、昨日妹にあげた『自己分析からはじめる就職活動』を読みながら真剣に就職を考えていた。
6時夕食。鉄板で貝のまま焼いたホタテと煮たカレイとタコの刺身、鯛のアラ煮。それから鱈の白子を湯通ししたものをわさび醤油で食べる。子供の頃、白子は生臭くて食えなかったのだが、この歳になると異常に旨く感じた。
息子を風呂に入れ、父がいつものように8時には寝てしまったので母と飲みながら話す。この春から母は精神病院(の老人病棟)に勤務することになったのだが、面接の時に病院の事務長が「精神病院に入院している子供の親は大体医者か教師だ」と語っていたそうだ。アンタも気を付けろと言われる。自分は何となく野良ヤギの方が危ないと思うのだが。
母が現在勤務しているのは重度の障害のある子供ばかりが入院している病棟で、その子供がよく死ぬのだそうだ。長年看護師をしていて人の死に慣れていても、子供が死ぬのは精神的にかなりキツイらしい。不眠症で安定剤無しでは寝れなくなってきたのでとっとと他に就職することにしたのだという。
職場や父についての愚痴など聞き、明日は早いので11時頃寝室に行く。今日はゴルゴは読まずにそのまま寝た。