やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

牛人間、33歳の誕生日

今日は牛人間の33歳の誕生日だった。
一昨日、長女の誕生日でケーキを食べたばかりなのだが、だからと言って誕生日にケーキが無いのは可哀想なので、チーズケーキを焼くことにした。スーパーで買ったクリームチーズの箱にチーズケーキのレシピが書いてあり、その通りに作るだけなので簡単なはずだった。問題は、そのレシピの材料が直径18cmのサイズ分であるのに、家には直径15cmのスポンジ型しか無いということだ。
15cmサイズの場合、材料をどれくらい減らしたら良いのか、算数の出来ない自分には分からない。また、もし頑張って計算したとしても、クリームチーズなどという普段使わない食材が中途半端に余るのは好ましくない。出来ることなら、レシピ通りに18cmサイズで作ってしまいたい。
ところで、自分は貧乏であるのに、単行本のおまけマンガに書いたような「そうめんの空き箱で飾り棚を作る」などの貧乏臭いことが大嫌いである(←こういう考え方だから貧乏なんでしょうね)。特に嫌いなのは「使い終わった牛乳パックで何かを作る」という行為で、自分が毎月買っている主婦雑誌には牛乳パックで作る子供用の椅子だとか、便利な収納ケースだとかが紹介されているのだが、そんなものを作るようになったらもうおしまいだと思っていた。
ここで話をケーキのことに戻すが、ネットで調べたら使い終わった牛乳パックでケーキの型を作ることが出来ると書いてあった。18cmのスポンジ型をわざわざ買いに行かなくても、お手軽に作れてしまう訳である。自分はこういう時、わりと簡単に信念を曲げることが出来る。
で、牛乳パックを2個使って直径18cmのスポンジ型を自作してみたのだが、手先が不器用なのでこれがなかなか難しい。何とか完成し、材料を流し込んでみたら底に隙間が開いていたらしく、そこから中身があふれて来たので「焼いて固めてしまえばどうにかなる」と急いでオーブンに入れる。焼き上がったものがこれ。

大丈夫に見えますが裏側は

はい、完全にあふれていました。でも削ってしまえば問題無いです。

夕食は牛人間の好物のコロッケにした。ろうそくは立てなかったが食後にケーキを食べてお祝いする。ちなみにプレゼントだが、先々週「プレゼントは何がいい?」と聞いたら「考えておく」と言われ、そのまま何も言って来ないので、何もあげていない。