やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

全滅

午前4時、一人で寝せていた息子の泣く声で起こされる。様子を見に行くと「誰も居なくなっちゃったよ〜」と泣いており、おでこに触っても熱くなかったので牛人間の寝室に連れて行って一緒に寝させる。ところが6時にまた泣き出して、今度はおでこが熱かったので測ってみると38.3℃あった。もう全滅である。この状況では上の子達を病院に連れて行くことも出来ないので、今日は牛人間が会社を休んでくれることになった(牛人間は昨晩のうちにこうなることを予想して、深夜に会社に戻って家で仕事をするためにパソコンなどを取って来たそうだ)。
天気は晴れ。朝食のあと、まずは長女を連れて小児科へ。発熱から8時間経っていたので検査したらウイルスがたくさん出た。タミフルを貰って帰り、飲ませて寝せる。次女用に作った部屋ではもう狭くて収容出来ないので、寝室だった部屋を隔離部屋にした。そのあと、自分が発熱した時のために、家事などを前倒しでやっておく。いつも金曜日の晩にやっている台所の掃除を午前中にやって、そのあと月曜日にバザーの実行委員で反省会をするので、反省点をまとめた書類を作る(おそらく会議に出席出来ないので、これを他の委員のお母さんにFAXして会議に持って行って貰う段取りをした)。
その間に買い出しに行っていた牛人間が帰って来て、「昼ご飯はこれを焼いて食べよう」とエコバッグから美味しそうなサンマを取り出した。更に「夕食はこれをフライにして食べるから」と今度はカキを取り出した。ありがたいが、どうして掃除したばかりの台所を汚すメニューばかり考え付くのか。
昼食のあと子供達にも少しずつご飯やサンマやみかんを与え、そのまま寝させる。長女の熱は39.5℃に上がり、苦しそうなので座薬を使った。今朝36℃台まで熱が下がって元気になってしまった次女が兄姉の寝る邪魔をするので、仕方なくリビングに連れて来て面倒を見る。全員同時に熱を出してくれないと看病する方は大変だ。
15時、そろそろ息子が検査しても大丈夫な時間になったので、病院に連れて行く。で、もちろんインフルエンザ確定でタミフルを出して貰った。帰宅してタミフルと解熱剤飲ませて寝せておく。そのあと牛人間が「熱出たら外に出られなくなるから映画借りて来る」とレンタル屋に出掛けたので、次女の相手をしつつ夕食の支度。カキフライは牛人間がやるので自分はマカロニサラダを作った。
18時、大人達と次女だけ揚げたてのカキフライを食べる。上の子達はいよいよ具合が悪くなり、バナナやみかんやプリンしか受け付けなかった。自分が子供達を寝かし付けている間に牛人間が風呂に入り、寝かし付けが終わってから自分も風呂。そのあとはビール飲みながら借りてきた『主人公は僕だった』

を観るが、長女や息子に喉が乾いたとか部屋が暗くて怖いとか度々呼び出され、あまりじっくりは観られなかった。まあウィル・フェレル好きな自分にとってはウィル・フェレルを堪能出来る映画だったので満足だ。ストーリーも普通に良かったし。
明日は担当さんとの打ち合わせの約束だったが、次女のインフルエンザが確定した時点で連絡し、延期にして貰った。兄妹全員が感染したことで隔離する必要が無くなり世話は楽になったが、あとは自分と牛人間が同時に熱を出さないように祈るばかりだ。せめて時間差で発熱しないと大変なことになると思う。今日は看病で疲れたので23時半には寝た。