やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

12/17のこと

6時半起床。晴れ。登園前に小児科に子供達を連れて行き、季節性インフルエンザの予防接種を受ける。それから上の子達を幼稚園に送って9時過ぎに帰宅。妹にメールで牛タンのお礼をしてから野良ヤギを駅まで送り、ついでに駅前のスーパーで買い物して来る。
帰宅して日記書いたあと昼食。スーパーの惣菜コーナーで買った鶏肉の照り焼きとちらし寿司を次女と分けて食べる。14時前に上の子達を迎えに行き、そのまま今日遊びに行く約束をしていた息子の同じクラスのお友達の家へ。同じく招かれていたお友達と一緒に歩いて行く途中、息子と長女がはしゃぎ過ぎてそれぞれ転んで擦り傷を作る。家に着く頃には二人ともかなりテンションが低くなっていた。
子供同士で遊ばせながらお母さん達とお茶を飲みつつ話をする。子供のことや、最近の生活のことなど。今日集まったのは自分以外は下の子(未就園児)を抱えていないお母さん達で、「そろそろ仕事をしようと思うが飲食店のアルバイトでも採用されない」という話に考えさせられた。不況でアルバイトの募集自体が減っていて、子供が幼稚園や学校に行っている間に働きたい、そして冬休みや土日に働けないというフリーターに比べて使い勝手の悪い子育て中の主婦は、雇って貰えない時代になっているのだ。
それとは少し状況が違うが、就職情報誌の校正をしていた自分は不況のせいでその情報誌に求人広告を載せたい企業が減ったために仕事が無くなった。自分も他のお母さん達と同じで、このまま働いていない期間が伸びていくのはキツイし、何より焦る。齢を取ったらますます働き口は狭まるだろう。ニュース見てると(難しいことはよく分からないが)不況が回復する気もしない。
現実的に、多分自分は漫画原作を含めて作家として稼ぐ以外の方法では、「働いてきちんとした収入を得る」という大人としての人生を送れない(自分の考える“きちんとした収入”というのは子供を行きたい学校に行かせてあげられるとか、親のサファイア婚式に旅行をプレゼント出来るとか、それぐらいの収入だ)。そして現実的に、作家になってそれだけの金額を稼ぎ出せるのは結構限られた人間だけで、つまり自分の大人としての人生ってもう終わってる可能性が高い。お母さん友達と楽しくお茶飲んでお話しするはずだったのに、改めて絶望させられた日だった。まあ、身の丈に合った生き方をすればいいってことなんだけど。
帰宅したのは17時半。遅くなったので夕食はインスタントラーメン(具はネギ・キャベツ・ウインナー・卵)で済ませた。牛人間は20時に帰宅して餃子の残りを食べていた。子供達を風呂に入れて寝かし付けたあと、妹に貰った牛タンを焼いてビール飲みつつ録画の『銀魂』観ながら食べる。それから同じく録画の『傍聴マニア』など観て0時就寝。