少し前の話だが、Sのコンペに『現代妖怪地図』というホラーの読み切り連作の企画を出したところ、「まあ面白いんだけどうちではこういうのはちょっと……」と微妙な感じの反応を頂き、結果的にボツになった。連作のつもりで既に１８ページ×４本の話を作っており、自分では怖いし面白いと思っていたので残念だった。何より４本も書いたのにもったいない。
自分や加藤先生は小さい子供を育てていたり地方在住だったりする関係で、現在あまり積極的に出版社への持ち込み営業が出来ない状況にある。営業しなければこれらの作品が人の目に触れる機会は永久に来ないので、だったらこのままネームとして持っておくのも無駄だよなあ、という話し合いの結果、『女囚霊』の単行本化が決まってめでたいことだし１本くらいならネームをWEB上で公開してしまおうか、ということになった。
という訳で、１８ページの読み切りホラー「枕返しの棲む部屋」というお話です。
http://www.yagi-no-ana.com/makura/makura1.html
ネームなので少し読みにくさはあるかもしれませんが、内容的にはしっかり怖がって頂けると思います。どうぞお楽しみください。
