やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

しつけの道

今日は午前中、塾で無料で受けられるテストを息子と長女に受けさせたあと、その近所のカレー屋で昼ご飯を食べた。帰り際、筆記用具やテスト問題などを入れてあったバッグを「忘れないで自分で持ちなさい」と子供達に2回声をかけたにも係わらず、長女はバッグを持たずに店を出た。その上、帰宅してから「バッグを片づけなさい」と言われた時点でバッグが無いのに気づいていたのにそれを黙っており、結果、バッグを店に忘れてきたことが発覚したのは午後8時で、自分も夫もビールを飲んだあとだった。カレー屋までは車だと10分だが歩くと35分かかる上に道程は傾斜のきつい坂になっている。
長女には明日は家にある筆箱を学校に持たせ、昼間に自分がカレー屋にバッグを取りに行くのが一番合理的な対処だとは分かっていた。しかしそれだと長女が全く困らない上にこの時点で一言も謝罪が無いことにカチンと来たので、走って取りに行かせることにした。最近、長女は親の言うことを聞かなかったり部屋を片づけなかったり提出物を出さなかったりと生活面が自分に似てどんどんだらしなくなってきており、いずれその辺を締めてやらなければと思っていたのだ。
この時間に小学生を一人で外に出せないので、必然的に命令した自分が後ろをついて走ることになった。走らせてみて分かったのだが、長女は夫に似て長距離走向きの体質だったらしい。運動不足の自分よりよほどスタミナがあり、往復40分(帰りは上り坂)を一切休まずに走り通した。自分は途中歩いたりしながら長女に50m以上離されてゴールした。家に着いて、長女は「だんだん足が動きにくくなった」とさすがに疲れた様子を見せており、翌日は筋肉痛になっていた。自分も大ダメージ(長女に輪をかけた筋肉痛)を受けたしつけRUNだったが、これに懲りて少しでもだらしないところが直ってくれたらと思う。