やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

母子花見

晴れ。7時過ぎに起きて朝食をバナナで済ませて(子供達はトーストとウインナーも)弁当の準備をする。今日は以前からの約束で、友達のお母さん達と子連れでお花見に行くことになっていた。
以前からの約束だし夫にもそのように言ってあったのだが、昨日、夫に退院の日がいつ頃になるか確認して欲しいと頼んだら「先生に聞いたらもう退院していいって言われたから退院することにした」と午後4時になって電話が来た。それで弁当の下ごしらえの途中で迎えに行くことになり、現在《一応歩けるけど一か月は自宅安静》の夫が家にいるのである。そんな夫を置いていくのも気が引けるが、子供達は以前から楽しみにしていたし、夫も約束なんだから行ってきたらいいと言うので遠慮なく置いていくことにした。
10時半、詰め終わった弁当(鶏の唐揚げ、卵焼き、ソーセージ、スナップエンドウ、大根と水菜とホタテのサラダ)とおつまみ(グースパテと生ハムとクリームチーズと薄く切ってトーストしたバゲット)とお菓子、ジュースなどを子供達のリュックに分散して背負わせ、自分はビールとワインが入った重いクーラーバックを担いで歩いて近所の自然公園に向かう。約束していたお母さん達と合流して、まずは子供達に昼ご飯を食べさせつつ、自分達も弁当をつまみながらビールを飲み始める。

少し風が冷たいが天気が良くて桜もきれいで、最高のお花見日和だった。先日の同窓会で幹事の代理を頼んだお母さんも一緒だったので、無事終わって良かったとお互い労をねぎらう。

子供達は食べ終わってこの写真を撮ったあと、男子と女子に分かれてアスレチックに行ったりジャンボ滑り台で滑ったり展望台に駆け登ったり売店でおこづかいで買った飛行機を飛ばしたりと思い思いに遊び始めた。仕事上がりのお母さんも午後になって合流し、親達は子供の話や家庭の話や学校の話をしながらのんびり飲む。
今日は息子の学年のお母さん友達と集まったのだが、次女の学年のお母さん達も偶然同じ場所でお花見をしていて、しばらくそっちに顔を出してから戻ると自分達のシートにいつの間にか夫が座っていた。あとで気づいたが「リハビリに行きます」とメールが来ていて、リハビリと称してここまで歩いて来たらしい。まあ近所なので負担はないと思うが、退院翌日に花見ってどうなんだ。
夕方、寒くなるまで桜とお酒とおしゃべりを楽しんで、後片づけをして帰る。子供達も今日は一日靴と服がドロドロになるほど遊んで満足していた。