やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

生存報告

しばらくブログを更新できないでいるが、ちゃんと生きている。
そうして生きてはいるが、うつ病の症状がかなり重くなっている。
その原因は主に、《どうしても関わらなければならない理解できない人達》によるダメージだ。
息子の学校には幸いそういう人はいないのだが、娘達の通う小学校と習い事をしている先にそれぞれ、いじめをする子供とそれを容認する母親が、何組かずついる。
いじめをする子供は、いじめるのが楽しいからするのだろう。被害に遭っているのはうちの娘やその友達で、そのことを娘達から聞かされると悲しいし、とても腹が立つ。
自分はせっかちな性質で、問題が起きたらすぐ対処しないと気が済まないので、その都度、学校の先生や習い事の先生に報告し、対処をお願いする。先生達はいじめをした子供達を注意するが、その子供達は注意されてもいじめを繰り返す。いじめが楽しいと思ってしまっている子供達だから、仕方がない。仕方がないが、そんな子供が存在することに、絶望的な気持ちになる。
そしてさらに自分を絶望させるのが、その子供の母親達だ。
彼女達は、「うちの子がいじめをするのには理由がある」と主張する。その理由は、「学校が悪いから」、「先生の指導が悪いから」、「いじめられる子が(自分の主観によると)発達障害だから」というものだ。
彼女達はそれを真顔で言ってくる。いじめをする自分の子供が悪いとは、全く思っていないらしい。自分にとって、この人達はとてもグロテスクで、理解できない存在だ。
彼女達と会話をしないで済めばいいのだが、子供同士が関わりがあるため、どうしても避けられない。そして学校や習い事の場でのいじめが収まらないので、それへの対応や娘のケアをしなくてはいけない。
そんなことが続いているうちに、いつもやっている家事に取り掛かれなくなった。朝、息子の弁当を作らないといけないのに、台所に立ったままギリギリの時間になるまで体が動かない。夕飯の支度も、買物を済ませてメニューも決まっているのに、作り始めることが出来ない。何度も時計を見て、これ以上遅くなったら子供がお腹を空かせることになると自分に言い聞かせ、ようやく包丁を握ることが出来るという感じだ。
週末になると、つらい気持ちに圧し潰されてしまう。布団から出られず、涙が止まらず、こんなにつらいのなら消えてしまいたいと思う。好きな漫画も小説も楽しむことが出来ず、唯一読めるのは旅がテーマのエッセイだけだ。
病院から処方された薬は飲んでいるが、症状が改善しないので、自分なりにどうにかしようと、一か月以上前から禁酒している。家族にも事情を話し、少しでも家事を手伝ってもらうようにした。そして休むチャンスがあれば、ひたすら横になって休むようにしている。
こんな状況で週刊連載が出来るのが自分でも不思議なのだが、お話を考えるのは楽しいので、仕事はあまり苦にならずに(多少集中力は落ちるが)やっていけている。
娘達は自分よりもメンタルが強いらしく、いじめっ子の嫌がらせに凹みはするが、その日の夜には元気になり、ちゃんと学校にも習い事にも通えている。
そんなわけで、大丈夫、とは言えないけれど生きているし、仕事もしているし、子供達も元気です。今の状況を自分でも整理して把握したくて、ブログに書いてみました。来週、クリニックを予約しているので、そこで薬を増やすかどうかなど、相談してみるつもりです。以上、生存報告でした。