やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

正気に戻る

GWはずっと、岡山の牛人間の実家に帰省することになった。今日、家を出る直前にスピリッツの担当さんから5月1日発売の『スピリッツCasual』(見本誌というやつ)が届いたので自分達の「イノセントブローカー」を読んだのだが、やっぱり漫画家と名乗れるような漫画家になれるのは、しばらく先だろうなあと正気に戻る。
雑誌に載った時が一番客観的に自分の漫画を読めるのだが、プロの作品に比べて“洗練されてない感”が漂っていて素人臭い。ちなみに自分の漫画でなければ「イノセントブローカー」というタイトルを見ただけで反射的に読み飛ばすところである。ダサいから。
次回作は、雑誌に載ってても違和感の無いレベルのものを書くよう心掛けたい。あと、プチ情報だが131ページの「俺、汗水垂らしてないやつが儲けるのムカつくんだよ」のセリフのあとに元々は「ホリエモンとか」というセリフがあったのだが、時節柄、担当さんの手によってカットされていた。