やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

牛人間に『SAW』を楽しませる方法

先日、結末を知ったつもりで『SAW』を観て、普通に観る以上の楽しみ方が出来た、ということを書いたが、その話を聞いた牛人間が「あなたと同じようにビックリしたい」と言い出した。しかし、詳しく内容には触れていないが“こういう結末だと思って観ていたら実は全然違った”という話をしてしまったので、自分がそうだと思い込んでいた結末を牛人間に知らせるのは意味が無い。それで、何日か考えて、次のように言ってから『SAW』を観てもらうことにした。
(※以下ネタバレです。『SAW』を観たことのある人だけ反転させて読んでください)
「部屋に繋がれている2人の男のうち、どちらかがジグソウだよ」
それを聞いた牛人間は
(※以下ネタバレです。『SAW』を観たことのある人だけ反転させて読んでください)
「あなたがそう言うってことは、その2人は犯人じゃないんだね」
と即答した。
牛人間がお利口なのか自分が馬鹿なのか。せっかく牛人間が楽しめるようにと考えに考えたのに台無しである。しかし牛人間はそのあと(※以下ネタバレです。『SAW』を観たことのある人だけ反転させて読んでください)ゴードンの病院の雑役係のゼップが犯人だと完全に思い込んだまま『SAW』を観て、やっぱり死ぬほどビックリしていたので、良い気味だと思った。