やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

西荻窪→高円寺→阿佐ヶ谷→蝦夷

7時50分起床。晴れ。朝食のあと洗濯、風呂掃除を済ませ、子供と自分の身支度をして、牛人間の手伝いで車にバーベキューの荷物を詰め込む。今日は自分は友人のなじゃさんと中央線近辺で遊ぶ約束をしており、牛人間と子供3人は河原でバーベキューをしたりラジコンを走らせたりすることになっている。10時半にみんなで車で家を出て、自分だけ駅で降ろして貰った。
待ち合わせ場所の西荻窪に12時に到着。先に着いていたなじゃさんと真っ直ぐ『ラヒ パンジャービー・キッチン』http://rahi.jp/に向かう。自分はマトンカレーのランチを食べたのだが非常に美味かった。そんなに辛いという訳でもないのに(辛さは中辛にして貰った)、なぜかかなりの量の汗をかいた。
食後はなじゃさんに古本屋を案内して貰ってお勧めの小説など買いつつ、元たまの石川さんがプロデュースした雑貨屋の『ニヒル牛http://members3.jcom.home.ne.jp/nihirugyu1/に向かう。元たまファンである自分は東北在住の頃にこの店の存在を知ってずっと来たいと思っていて、その後せっかく横浜に移住したのに、度を越した出不精なために結局今日まで来ることが無かった。自分は子供が3人生まれてからの方が、子供の居なかった時代よりも余程アクティブに遊んでいると思う。
ニヒル牛(「ぎゅう」と読みます)では石川さんの写真が貼られたマグネットを買った。そのあとは喫茶店に入って一息吐いて、なじゃさんに仕事に対する弱音と成功している人への妬みを聞いて貰い、15時過ぎに高円寺に移動する。高円寺にはなじゃさんの行きつけのマッサージ店があり、最近育児とパソコン仕事のせいで肩こりが半端じゃないので揉んで貰うつもりだったのだ。
高円寺に着くと、駅前に人が溢れている。自分は全く知らなくて、中央線沿いに住んでいるなじゃさんも忘れていたのだが、今日は高円寺の阿波踊りの日だった。マッサージ店も人が多いせいか混んでいたので予約だけ入れて、古本屋を回って漫画喫茶で1時間くらい潰して(『へうげもの』を読んでいた)から店に戻る。
30分間揉んで貰ったが、全身コースを選んだらその時間では問題の首と肩が十分ほぐせなかったそうで、今度来る時は首と肩のみにした方が良いと言われる。店を出る時には歩道が歩けないくらいになっていて、駅まで戻るのが大変だった。駅の中も一方通行になっていて切符が買えず苦労した。
夕食はこの間連れて行って貰った阿佐ヶ谷の『じげもん』で、レバー炙りやササミの天ぷらなど、美味しい物を食べながら獺祭を飲む。自分は酒のジャンルの中では日本酒が一番好きなのだが、年々酒が弱くなる一方で日本酒だとあっと言う間に酔ってしまうので困っていた。ところが今日、飲酒のプロであるなじゃさんのアドバイスで獺祭をチェイサーで飲んだところ、ベストな加減に酔っぱらうことが出来たのである。おかげで吐いたり電車で寝過して山梨で目を覚ましたりすることはなく、それでいてハイテンションで酒が飲めた(そして二日酔いになることも無かった)。今度から絶対この飲み方で行こう。
昼間の妬み話の続きや子供や牛人間のこと、仕事のことなど話して楽しく飲む。20時過ぎになじゃさんの旦那さんも合流して、その後は延々漫画の話で盛り上がった。漫画が好きな人と漫画の話をするのは本当に幸せだ。自分は漫画が好きな友達が居なかった(そもそも友達が居なかった)ので、この年になって初めてこういう楽しさを知った気がする。
22時半まで飲んで、なじゃさん夫婦に駅まで送って貰って電車で帰る。車内では今日買った『臨死!! 江古田ちゃん』の4巻を読んでいた。自宅に着いたのが0時半くらい。風呂は牛人間が「今日は“アイヌの涙”の日だから」と言ってハッカ油を大量に入れたため、風呂上がりがとても寒かった。[rakuten:sugashop:10007646:detail]
風呂から出たあとは毛布を被って録画の『博士の異常な鼎談』などを観て、3時就寝。