やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

謹賀新年


あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします(このめでたそうな画像は牛人間の実家に帰省した時にお母さん手作りの木目込み細工の置物を貰って来てさっき玄関に飾ったところを激写したもの。そして下の画像の檻にうさぎが入れられためでたくないリースは自分が100円ショップで買った材料のみで手作りしたクリスマス兼お正月飾りである)

昨日は朝9時に岡山から帰って来たあと、帰省の荷物も片付けずにパンを焼いていた。
実は夏に自分の実家に帰省した際に母から使わなくなったホームベーカリーを貰ったのだが、「強力粉を買いに行くのが何となく面倒」というだけの理由で今まで一度も使ったことがなかった。しかし昨年の岡山での忘年会で牛人間の友達がホームベーカリーで焼いてくれたパンが物凄く美味しくて、ぜひ我が家のホームベーカリーを使って焼きたてパンを食べてみよう、ということになったのだ。
で、一晩中自分と交代で運転していて2〜3時間しか寝てない牛人間が強力粉を買いに行き、同じく2〜3時間しか寝てない自分がホームベーカリーに材料をセットして食パンを焼いてみたのだが大失敗で、全然パンが膨らまなかった。

ずっしりと重くて固い、食パンには程遠いパン。しかし焼きたてだからか結構美味しくて、子供達が凄い勢いで食べていた。
もしかしてドライイーストの量が足りなかったのかと別のレシピを探して少しイーストの分量が多いものを参考にして、朝に焼き上がるように再びホームベーカリーをセット。そして今朝焼き上がったものがこれである。

見事に昨日と同じ、ずっしりしたパンになってしまった。
何だかもうお手上げなので実家に電話するとちょうど帰省中の加藤先生(パンとかピザとか餃子の皮とか手作りしちゃう粉物調理のプロ)が出たのでパンが膨らまないのだと訴えると「それはイーストが古い」と即座に原因を見抜かれた。自分が使っていたイーストは去年の冬に肉まんを作るために買ったものの残りで賞味期限がとっくに過ぎていた上に、開封したら冷蔵庫に保存して早く使い切らなければいけないところを常温で保存していたのである。つまり発酵に必要な菌が死んでいたのだ。
原因が分かってすっきりしたので今日は帰省の荷物を片付けて部屋の掃除をしたり、『女囚霊』の出版のお祝いにお花を贈ってくださった恩師にお礼状を書いたりとやらなければならないことを済ませ、こうして新年最初のブログを更新した次第である(そしてこのあと新しく買ったドライイーストを使ってホームベーカリーセットして寝る予定)。今年もまだ当分はこちらのブログは省エネモードで行かせて頂くつもりだが、徐々に更新の頻度を上げていけたらなあと思っていますので、あの以前の気持ち悪い状態に回復するまで今しばらくお待ちください。