やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

『イノセントブローカー』『女囚霊』Kindle版配信開始

加藤山羊の初期作品『イノセントブローカー』

(※試し読みはこちらから【試し読み】をクリックしてください→https://csbs.shogakukan.co.jp/book/detail-volume?comic_id=15611
『女囚霊 塀の中の殺戮ゲーム』(※試し読みはこちらから【試し読み】をクリックしてください→http://sol-comics.shogakukan.co.jp/solc_dtl?isbn=9784091834676
Kindle版が、本日から配信されております。
同じ小学館で出してる『あいの結婚相談所』はKindle版があるのに、過去作品はどうして紙だけなのかと疑問に思って編集さんに聞いてみたら、単に忘れられていただけだったようです。お願いしたらすぐに作ってくれました。
せっかくなので作者自らダウンロードして読んでみたのですが、『イノセントブローカー』面白いです。
『あいの…』と違って32ページの連載だったので、やりたい放題でネタを詰め込みまくってます。そして『あいの…』ではページが足りなくてなかなかできない決めのコマなんかも、「なんでそれを大ゴマで?」というような奇妙なセンスが光っています。

(※丸々1ページ使って信じられないセリフを言わせてますので、ぜひダウンロードしてご確認ください)
『イノセントブローカー』は加藤山羊×矢樹純コンビの初めての連載で、色々と意気込んでいたとともに、本当に面白がって描いていた作品です。かなり濃い味ですが、『あいの結婚相談所』のテイストがお好きな方にはぜひ読んで欲しいです。
そしてひたすら怖い『女囚霊 塀の中の殺戮ゲーム』

これ描いた人、何考えてるんだろうと思いました。原作者ですら目を背けたくなる圧倒的な気色悪さです。こういうコマはタブレット端末等で拡大して見るとさらにたまらない感じになります。
Kindle版はどちらも紙よりお求めやすい価格ですし、何より買ってその場で読めますので、「『イノセントブローカー』も『女囚霊』も本屋で見たことないわ」というお客様(←単行本発売から数年経ってますので実際置いてないと思います)、ぜひKindle版をお求めください。きっと損はさせないと思います。