やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

『テスカトリポカ』を読んで自作タイトルの意味を知る

5時10分起床。高3息子が学校行事で午前授業のため、娘達の分だけお弁当を詰める。そのあと子供達を起こしてランニングへ。短めのコースで2.1km走ってくる。

昨日、長女が制服をハンガーにかけるのを忘れて寝てしまい、朝からアイロンがけを手伝ったあと玄関と机周りの片づけをする。それからメルマガを書いて洗濯と朝食。コーヒーを淹れて仕事を始める。

今日も書き下ろし長編の改稿。5月前半が締切なので、しばらくはこれに掛かり切りになる予定だ。午前中はエピソードを加筆したりでスピードは上がらず。12枚進めたところで買い物に出る。

帰宅して昼食のあと、小説推理の発売日なので告知をする。『不知火判事の比類なき被告人質問』はこの号で無事に最終回を迎えた。5か月に亘って締切を守りつつ、クオリティを保った作品を書けた自分を褒めたい。そして毎回おかしなところや矛盾点を拾って指摘してくれた担当さんと校正さんに感謝したい。

午後もひたすら長編の改稿を進め、19時まで掛かって全516枚の140枚目まで。夕飯は『不知火判事…』の連載終了の打ち上げということでマグロとブリの柵を買ってきたのを夫にお刺身にしてもらった。その他にしめ鯖、ローストビーフやスペアリブなどのご馳走を食べつつビールやワインや日本酒を飲む。

食後はブルーチーズに蜂蜜をかけたのをおつまみに白ワインを飲みながら『テスカトリポカ』を読む。闇医者を指す「バックアレイ・ドクター」という単語が出てきて、ここで初めて、ヤンマガで連載していた闇医者漫画『バカレイドッグス』のタイトルの意図を理解した。

『バカレイドッグス』は編集さんが最終的につけてくれたタイトルで、自分は主人公が《犬童》なので『●●ドッグス』というタイトルをいくつか提案していた。会議で『バカレイドッグス』に決まったと知らされて、これまでずっと、単に《バックアレイ=裏路地》という意味だと思っていたのだ。

原作者なのに連載が終わって1年以上が経過するまで真実に気づかなかったことに愕然としつつも『テスカトリポカ』を読み進め、ようやく全体の4割のところまで到達して23時就寝。

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