やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

絵を描いてみよう

ieyagi2005-02-28

7時半起床。晴れ。朝食、ご飯と鰯の味噌煮の缶詰とインスタント味噌汁。洗濯して息子にバナナとヨーグルトを食べさせる。それから息子と二人で外出。少し遠出して、バスと電車でショッピングモールなどがある大きい街まで出る。
最近野良ヤギがレギュラーのアシスタントを始めたのだが、その先生というのが自分が好きな漫画家さんで、非常に魅力的な絵を描く人なのである。野良ヤギから先生の絵に対する真剣な姿勢について聞かされるうち、何か自分も絵を描きたいような気がしてきて、今日は画材を買いに行った。
自分は子供の頃から絵が下手で下手で自分が描いた絵は見るのも嫌なくらいなのだが、唯一「これは上手く描けた」と思ったのが中学生の時にクレパスで描いた夕焼けの絵で、そういうタッチで描ける画材を色々調べてみた。で、これは良いと思ったのがパステルだ。とりあえず画材屋にあった『パステル画入門』を立ち読みし、大体の使い方を読んでみたら面白そうである。それでソフトパステルとハードパステルのどっちにしようかと悩んでいたら手に持っていたハードパステルを床に落として割ってしまい、必然的にハードパステルを買うことになった。レジのお姉さんに「割れてるので取り替えましょうか?」と聞かれたので「自分で割ったのでいいです」と俯き加減で答える。
駅前の惣菜屋とパン屋で中華弁当と菓子パン(明日の朝食用)をそれぞれ買って2時帰宅。息子にうどん食わせて寝せてから中華弁当を食べ、絵を描き始める。下描きをしているところにスピリッツのYさんから電話。先日出したネーム、もう少し直して欲しいところがあるとのこと。どんな感じで直すか打ち合わせをする。
電話が終わったところで息子が起きたので、夕食の準備をしつつ離乳食を食べさせる。カボチャと牛乳に浸したトースト。それから夕食に小松菜とシメジと鶏肉のニンニク炒めとご飯を食べ、風呂に入って息子を寝せ、下描きを完成させて色を付ける。紙は漫画の原稿用紙を使ったのだが、ハードパステルだとイマイチ色のノリが悪いようだ。画用紙だったら良いのだろうか、と思うが買ってきてまでという程の情熱はない。
帰宅した牛人間に自分の描いた絵を見せると、「色の使い方がなってない。センスも無い」とお手本を示される。牛人間は高校時代、選択科目が美術だったのでパステルを使ったことがあるのだ。家にあった『アゴなしゲンとオレ物語』の表紙のゲンさんを模写して見せてくれたが、自分のと桁違いに上手かった。落ち込みつつ寝る。1時半就寝。