やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

牛人間発病

2週間ほど前から、牛人間が「脇腹の皮膚がヒリヒリする」と言い出した。
見ても赤くなったりしている様子は無い。しかし症状は続き、1週間前から痛みが強くなってきたらしい。どれくらい痛いのかと聞くと「死ぬほど痛い」とか「夜眠れないくらい痛い」と言う。それでも見た感じは皮膚に異常も無いし、大げさで痛がりな牛人間のことだから、本当は大した痛みではないのだろうと気楽に考えていた。
昨日の昼、牛人間が会社を早退してきて、「脇腹の皮膚が半端じゃなく痛い。手術や入院になるかもしれない」とまた大げさなことを言い残して総合病院へ行ったのだが、しばらくして牛人間から電話が掛かってきた。
帯状疱疹だった」
いつだったか皇太子妃が罹った病気ではないか。うちにある『家庭の医学』で調べてみたら、どうもヘルペスの一種らしく“激痛をともなう”と書いてある。
牛人間はとりあえず1週間分の薬をもらって帰って来た。一昨日までは見た目は何ともなかったのだが、昨日になって帯状疱疹の特徴である帯状の発疹も出てきて気持ち悪い。子供達に汚らしい皮膚病が伝染ってはいけないので一緒に風呂に入るのは禁止した。直るまで3〜4週間掛かるらしい。