やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

「山羊の暮らし」が復活したり

自分は2001年10月30日から、ほぼ毎日、日記を書き続けている。
2002年の12月にサイトを開設し、その時からネットで自分の日記を「山羊の暮らし」というタイトルで公開し始めた。自分の日記のスタイルは朝起きてから夜寝るまでの行動や食ったものや思ったことなどを細かく書くというもので(こんな感じhttp://yagi-no-ana.com/index.diaryi.html)あまり面白味が無いのだが、それでも公開を始めてからは、一応人に読ませることを意識して書いていたつもりだった。
現在、忙しさを理由に今までのブログのスタイルを変え、毎日書いている日記の中から、ネタがあればたまにアップしている状態だ。なので、今書いている日記は、完全に自分のためだけに書かれた内容になっている。
この「自分のためだけに書かれた日記」というのが、本当に面白くない。人に読まれる緊張感が無いので文章はグダグダで、内容は子育ての愚痴とか仕事の愚痴とか牛人間に対しての愚痴とか社会への呪いとかネガティブなことばかり。“自分のための日記”ではあるが、将来自分が死んだあとに牛人間や子供が遺品を整理していてこの日記を発見し、「そういえば、こんなことがあったね」などと昔を思い出しながら読んでくれないかと嫌らしいことを考えていたりするのだ。こんな日記を読まれたら墓参りして貰えなくなるかもしれない。
そういう訳で、どうせ日記は毎日書いていて労力は同じなのだから、安らかに死ぬためにもこの「イタリア的日常」のカテゴリーに関しては昔と同じスタイルに戻して、更新頻度もなるべく前と同じくらいにしようかと思っている。しばらく書いていなくて勝手を忘れてしまったので前よりは短めだったり数日分溜めてしまったり全く面白くなかったりと見苦しい部分は多いだろうが、公開していくことに意義があるのだ。多分。