やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

(※出産編)波乱の朝

朝起きると、娘の体が熱い。ここ何日か咳が酷かったのだが、とうとう発熱した。測ると38.5℃。娘はグッタリして起きることも出来ない様子で、多分これからどんどん熱が高くなると思われた。娘は一旦熱が出ると大抵39℃を超える。そしてそれが2〜3日続く。
昨日が出産予定日だったのだから、私もいつ陣痛が来てもおかしくない。あまり小さい子に熱冷ましは使うべきじゃないが、今回は座薬で無理にでも熱を下げた方が良いだろうか。などと考えながら、息子の弁当を作ったり朝御飯を食べさせたり登園の準備をする。そして家を出る前に息子をトイレに連れて行き、尻を拭いてやっていたら、破水した。
手元にある『初めての妊娠・出産』という本によると、出産の始まり方には

  • おしるし”という少量の出血から始まる場合
  • 陣痛から始まる場合
  • 破水から始まる場合

の3タイプがあり、私は子供を産むのが3回目だが1回目の時は“おしるし”から、2回目は陣痛から始まった。なので今回のように破水からというパターンは初めてである。破水というのは赤ちゃんを包んでいる袋が破れて羊水が流れ出てくるもので、この状態になったら「歩き回らず、シャワーを浴びたりせず、清潔なナプキンを当ててすぐに病院に来てください」と看護師に指導されていた。
娘が発熱し息子は登園直前と、ちょっと困ったタイミングでの破水だが、幸い母の仕事が休みで、近所に住む伯母も応援に来てくれたので安心して入院する。息子は母に送られて幼稚園に行き、熱を出して寝ている娘は伯母が見ていてくれた。