やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

この年齢での酒の失敗は痛々しいばかりで

6時半起床。晴れ。朝食はトースト、ウインナー、ほうれん草ポタージュ、ビスケット、ミルクコーヒー。子供の朝食と着替えを済ませてから牛人間を起こし、子供の世話を頼んで家を出る。今日は友人のなじゃさんと遊ぶことになっているのだ。
途中でゴミを捨ててから、バスで駅まで。まずは駅前の美容院で髪を切ってパーマをかける。パーマがかかりにくいという話をしたら、「でしたらデジタルパーマがお勧めですよ」と言われ、勧められるままにそれにしたら普通のパーマより数千円も高かった。なぜ値段を先に言わないのか。
パーマに結構時間が掛かり、待ち合わせの阿佐ヶ谷駅には13時に到着。なじゃさんと駅前のタイ料理屋『サワディー』で昼食にする。ランチのタイカレーのセットを食べたのだが、とても美味しかった。食べ終わったあとは吉祥寺へ。井の頭公園をビール片手にお花見(まだ満開ではなく咲き始めだが)しつつのんびり歩く。そのあと、駅前の雑貨屋や服屋を覗いて回って春物の服を買ったり、本屋で漫画を買ったり。
夕方に中野に移動して、また中野ブロードウェイをウロウロしたあと、なじゃさんの旦那さんと合流して飲み始める。最初に立ち飲み屋さんでブリの刺身などを食べつつ日本酒を飲んだのだが、この店で自分はかなり酒が回り、2軒目の途中から記憶が寸断されている。鶏レバーの刺身とそばが美味しかったことは覚えているのだが、何を話したのか、どうやって店を出て電車に乗ったのかを覚えていない。
で、中央線に乗ったあと、自分は乗り換えることなく終点まで眠り込んでしまったようで、気が付くと山梨県に居たのである。もちろん終電で、駅前には泊まれるような漫画喫茶もホテルも見当たらなかった。
その時点で牛人間に電話して判断を仰げば良かったのだろうが(きっと一番金の掛からない方法を考えてくれたことだろう)、軽くパニックになっていた自分は「とにかく早く帰らなければ」ということしか頭に無く、駅前のタクシーに乗り込んで横浜まで帰ってしまった。高速料金とタクシー代がえらいことになるのだが、不味いことにクレジットカードを持ち歩いていたのでこの手段が取れてしまったのだ。
家に着いたのは3時頃で、牛人間に事情を話したら怒られはしなかったがとても呆れられた。学生の頃ならこういった酒での失敗を笑い話にも出来たのだが、32歳を過ぎた今はこんな話を聞いて笑ってくれる友達など居ないし(普通引きます)、自分自身1ミリも笑えない。自己嫌悪に苛まれながら3時過ぎ就寝。