やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

小学館謝恩会

ふたご座流星群を見ようとしたせいで寝坊。6時55分起床。曇り。急いで子供達を起こして朝食を食べさせながら弁当作る。上の子達を送ったあとは日記書いてブログの更新。9時半頃母から電話。子供達のクリスマスプレゼントに服を送ってくれるとのこと。
午前中は片付けしたり掃除機かけたりトイレと洗面所の掃除をしたり。今晩野良ヤギが泊まるので客用の布団も出す。昼食は次女が昨日のハンバーグの残り、自分はかき揚げ丼を食べた。それから上の子達を迎えに行って、洗濯物を畳みながらおやつを食べさせたあと、子供達と自分の身支度をする。
15時前に帰って来た牛人間の支度が済むのを待って、15時40分に家を出る。バスと電車で日比谷駅まで。途中で自分が切符を失くしたり長女がトイレに行きたいというので途中下車したりしたが、早めに出たおかげで17時過ぎには帝国ホテルに到着。クロークに荷物を預けたあとは野良ヤギと合流し、開場まで受付の周辺で待つ。娘達は電車で寝たおかげで体力が有り余っており、せっかくよそいきの服を着せているのに床を転げ回って遊んでいた。
18時に会場に入り、空いているテーブル席を見つけて座る。前の方のテーブルは偉い先生が座るだろうと思い、会場の後ろの方に座ったのだが、パーティーが始まってみるとそこがちょうどデザートのカウンターの近くだったためか、デザートの取り置きをする人達(デザートは人気があって早い段階で無くなってしまうので、謝恩会ベテランの賢い人達は先にデザートを取っておくらしい。謝恩会初心者の自分は知らなかったが)が自分達のテーブルにどんどんケーキの皿を置いて行く。残された狭いスペースでやっと子供達に料理とデザートを食べさせ終わると、いちごが大好きな次女がその取り置きしてあるケーキを指差してもっといちごが食べたいと半狂乱で騒ぎ、当然その時点でデザートは品切れ状態なので泣き止ませる手段も無くて、自分は一次会では全く落ち着いて飲み食いが出来なかった。それでも一応、自分は編集さんや同じモバMANで描いていてマイミクになって貰った漫画家さんに挨拶が出来たし、牛人間は松本零士先生に息子とツーショットで写真を撮らせて貰ったりと、それなりに目的を果たしつつパーティーを楽しめた。
二次会は昨年の反省から子供は連れて行かないと決めていたので、牛人間と野良ヤギは一次会のみ参加で子供達を連れて帰る。自分は担当さん以外知り合いの居ない二次会の会場へ一人で向かった。会場に着くと頼みの綱である自分の担当さんは受付で忙しくしていて席を案内して貰うどころではなく、混み合った店内でどうにか空いている二人掛けのテーブルを見つけ、一人で座る。
ビールを飲みながら始まるのを待っていると徐々に人が増え始め、自分の席にも「ここ空いてますか」という声が掛かった。合い席になったのは四人連れの年齢がバラバラなスーツの男性達で、どういう人達だろうと思いながらも基本的に大人と話が出来ない自分はこちらから聞くことも出来ずぼんやりと酒を飲んでいたのだが、その男性達の中で一番年輩に見える方が「作家さんですか?」と向こうから尋ねてくださった。自分が漫画の原作をしていると言うと、男性は「そうですか。ちょうど僕達も全員原作者なんですよ」とおっしゃった。凄い偶然である。しかもお名前を聞いたらその方は、自分達が目指している雑誌の中で最も好きな漫画の原作者さんだった。
あまり話す間もなくビンゴが始まってしまったので(時間があったとしても自分のような人間は初対面の人と満足に話すことは出来ないのだが)先生の作品についての話などは聞けなかったが、とにかくその漫画が大好きだということは伝えられたので良かった。終電ギリギリになるのは困るので22時半には編集さんと先生方に挨拶して店を出る。一人で知り合いのいない二次会に参加するのはプレッシャーだったが、好きな作家さんと話すことも出来たし、編集長と何とか名刺を交換出来たし、社会性に欠ける自分にしてはよくやった方だと思う。ビンゴで『萩の名物セット』という干物の詰め合わせも当たったし(ちなみに去年当たったのはこれですが→http://d.hatena.ne.jp/ieyagi/20081216)。
満員電車でぎゅうぎゅうになりながら最寄駅まで。そこからタクシー使って0時半帰宅。まだ起きていた野良ヤギに二次会でのことを報告して、風呂には入らず顔だけ洗って1時就寝。