やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

3/9のこと

4時40分起床。曇りのち雪。寒い。今日は天気が悪いのでずっと家で小説を書く。次女は時々ままごとで作った弁当を「どーじょくだしゃい(どうぞ食べてください)」と持って来る以外はあまり邪魔もせず、一人で遊んでくれていた。午前中に野良ヤギからネームの不自然なところを指摘され、打ち合わせして直す。10時頃、牛人間がいつの間にか注文したらしい空気清浄機が届く。
昼食は昨日の夕食の豚バラ照り焼きをご飯に乗せて食べた。午後、上の子達を迎えに行ったあと夕食の支度。今日はカレーなので早めに作り始める。カレーは一旦冷めた方が美味しいらしい。
おやつは日曜のレアチーズケーキの残り。カレーを作り終わって小説書いてたら、お向いの奥さんが実家で作っているという立派な椎茸を持って来てくれた。前にも貰ったことがあるのだが、原木栽培でとても香りが良く、椎茸が苦手な牛人間でも旨いと言ってたほど旨かった。牛人間に、今日は椎茸を焼くから早く帰れたら一緒に食べようとメールしておく。

これがその椎茸。比較対象としてボールペンを横に置いてみた。どれだけ大きいか分かって頂けるだろうか。
向かいの奥さんに帰り際に、「お宅、何か内職してるの? 私も始めたいのよね〜」と言われた。仕事をしていることは特に話してなかったのでどうしてそう思われたのか不思議だったのだが、もしかして子供にうるさくされた時に「仕事中だから静かにしなさい」と怒鳴ってる声が近所に丸聞こえになっていたのか。牛人間が話したとも思えないし、それ以外の可能性が考えられない。
夕食にカレー(今日はこのレシピにした→http://d.hatena.ne.jp/ieyagi/20080813)を食べて、風呂に入って寝室で子供に絵本を読んでいると牛人間が帰って来た。おやすみなさいを言わせてから子供を寝かしつけ、空気清浄機を箱から出して作動させてみたりしたあと、牛人間が風呂から上がるタイミングで椎茸をオーブンで網焼きにする。
ところが牛人間が、これから焼きたての椎茸を日本酒飲みながら食べようとしている時に冷蔵庫を開けて「あれ? レアチーズケーキ食べちゃったの? 楽しみにしてたのに」と騒ぎ出し、面倒臭いことにレアチーズケーキをこの時間から作ろうとし始めた。当然牛人間が作り方を知るはずもないので、自分に手伝えということである。最近牛人間とすれ違い生活が続いていて喧嘩をすることも無かったのだが、これには久し振りにキレた。
「レアチーズケーキ大好きなの知ってるでしょう!?」(34歳)→「今作らなくてもいいだろう! 椎茸が冷める!!」(33歳)という激しい言い争いのあと、週末にまたレアチーズケーキを作るということで和解して、椎茸をオーブンで温め直して食べながら日本酒を飲む。自分と牛人間の喧嘩の原因は大体が食い物か金だ。
椎茸食べてたら何となく和風な気分になったので録画してあったNHK教育の『日本の話芸』を観たのだが、これでやってた『お若伊之助』って落語がまるで面白くない。話自体笑うところが少ないしオチも何だそれって感じなのだが、これをやった三遊亭遊三(名前からすると小遊三の師匠だと思う)という人がいまいち良くなかったように思う。キャラを演じ分けてないし、話し方がずっと平坦だし、しょっちゅう噛むし。落語素人だから良さが分かってないだけかもしれないが。22時45分就寝。