やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

iPhone4を入手した


auW41Sという「何年使ってるの?」と突っ込まれるような(実際先日幼稚園のお母さん友達に聞かれた)機種の携帯を特に不便を感じることもなくずっと使っていた自分達夫婦だが、今日からiPhone4という時代の最先端の機械を使うことになった。ちなみに「ドンキホーテの前で“他社からの乗り換えであれば電話番号そのままiPhone本体・解約金無料&旅行券3万円分プレゼント”というヤケクソなキャンペーンをやっていたので発作的に契約した」のが入手の経緯で、最先端の機械を手に入れるにしてはまるで最底辺な人間の行動である。
昨晩メールの設定をするだけで2時間近くを費やしたが、ようやく今日電話帳のデータを入れる(これにも1時間掛かった)ことが出来たのでメールアドレス変更のメールを出すことが出来た。まだ電話がかかってきても咄嗟にどうして良いか分からず出る前に切れる、という有様だが、徐々に使い方を覚えて行こうと思う。牛人間が『iPhone4快適“裏”マニュアル 欲しいモノを全てタダで手に入れる禁断のテクが満載!!』という大変親切なマニュアル本を買って来てくれたことだし。
担当さんに「アドレス変わりました」のメールを出したところ、夕方届いた「了解しました」のメッセージのあとに「明日S先生(恐らく春頃から自分が一緒にお仕事をすることになる漫画家さん)と打ち合わせなので例の企画の件で進展があったらご連絡しますね」と書き添えられていた。その企画のシナリオを自分は「10月半ばくらいには仕上げたいと思います」と言っておきながらなかなかアイデアが出ず、ようやくアイデアが出て書き出せると思ったら校閲の仕事と幼稚園のバザーでシナリオに向かう時間の余裕が無くなり、結局今日までグズグズと書き上げられずにいたのである。
せっかくの打ち合わせにシナリオが間に合っていないのは大迷惑だろうということで、子供が寝てから一気にシナリオを書き進める。ラストの方はシナリオじゃなくプロットみたいな体裁になったが、どうにか最後まで仕上げて担当さんに送ることが出来た。担当さんが優しくて催促などしないのに甘えて散々引き延ばして来た仕事だが、謂わばiPhoneのおかげで無理矢理にでも終わらせることが出来たので、iPhoneはやっぱり素晴らしいなあと思った。